お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂5 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 602
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048658997

感想・レビュー・書評

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  • いわゆる日常推理もの。不慮の事故で家業を継ぐことになった主人公が、和菓子を通じて様々人たち(友人、ヒロイン等)の問題を解決しつつ、和菓子店を切り盛りしつつ復興していく、という話。全体的に読みやすく、登場自分物たちも暖かい人が多く、ゆったりと読むには非常に良い本。
    巻が進むたびに登場人物たちの人間関係が徐々に深まっていくのも心地よい。和菓子の説明も過不足無く(若干長い時もあるけど、それはそれで味)、かつ中編集なので隙間時間にも読みやすく、サクサクと読了してしまいました。
    また、序盤や中盤に提示されていた謎や伏線が最後に一気に解消される様は見事で、良い終わり方をしたのも好印象でした。

  • 何だかんだ言いつつ、シリーズ読破(^ ^;
    いや、わし別に美味しんぼ嫌いじゃないし(^ ^;

    ざっくりと粗筋だけ言ってしまうと、
    「皆、落ち着くとこに落ち着きましたとさ」
    となってしまいますが(^ ^;
    中に込められた細やかな機微は、
    読んだ人にしか味わえない贅沢な幸せ(^ ^

    読後の副産物として、ものすごく浅草行きたくなる(^ ^;
    しかも平日にじっくり時間をかけて歩いて見たい(^ ^
    ぜひ近いうちに実現させたいと思っております(^ ^

  • 栗田に片想いをしていた幼なじみの話が等身大で印象に残った。全体には本筋の物語より和菓子の描写に目がいってしまった。若鮎、かき氷、に続く大福の終盤の畳み掛けがほっくりしていて温かくて美味しそうで良い。ラストも意外性はないけれど幸せな満足感があってほっこりした。許しますの上からさだけ少し引っ掛かった。

  • 無事くっついたー!!
    とりあえずそれだけですっきり。
    その後の二人も気になるので是非続編書いて欲しい。
    栗大福食べたい。

  • よし、完読。収まるところに見事に収まった、というのがラノベの良さです☆

  • 2017.08.09読了
    イケメンと謎の美少女の組み合わせかがツボで読み進めて、最終巻。文章表現としてどうかなという部分はしばしばありましたが、謎はきちんと回収したし、本物の悪人は出てこないし、私にとって「共感」「納得」のできるお話でした。 2人の数年後の話が読みたいとも思いました。栗大福食べたい!

  • 富樫からいきなりダメ出しされた若鮎
    てっきり絶対やっちゃいけない所で間違っていたのかと
    思いきや・・・え?そんな事?!って感じの理由だった

    栗丸や葵さん他、イマイチ好きになれないキャラ達だったけど
    最後に富樫が唯一好きになれたかな

  • シリーズ完結!
    短編のシリーズなのに、長編をひとつ読み終わったかのような読後感で、すごーく満足。
    第一巻から、ゆっくりとだけど確実に進んできた葵さんの正体と過去の謎が、こんな風に濃い展開になるなんて。
    でも、良かったな。すべてスッキリ解決して、真澄さんの死が自殺ではないことも、ちゃんと葵さんに伝わって、栗くんの告白も成功して、きっちりHappyEnd。
    由加ちゃんの想いは叶わなかったけど、栗くんにはちゃんと届いたし、浅羽くんは最後までイイ奴だったし、ほんと、ほんと、良かったなー。

  • 20163メディアワークス文庫刊。書下ろし。シリーズ5作目。最終巻。富樫さんの病気の顛末は、ちとオソマツ。大団円で良かったです。

  • 「若鮎」
    毎日わざわざ店内に手帳を忘れて行こうとする理由は。
    腕前がいくら凄かろうが、コミュニケーションが上手く取れなければ社会ではやっていけないよな…。
    てっきり何か一悶着あるのかと思えば、菓子作りのアドバイスをするだけで帰っていった彼の目的は何なのだろう。

    「かき氷」
    長年隠し続けた想いを打ち明ける為に。
    異性として意識されていないと分かりながらアプローチを続けるというのは辛いだろうな。
    ただ幼馴染で家族のような存在というのは、場合によっては何よりも相手に一番近い存在なのかもしれないな…。

    「大福」
    全てが終わる前に話したかったことは。
    不慮の事故と言えど、自分の手で将来を奪ってしまったと考えると逃げたくもなるよな。
    彼のしたことは許し難い事だと思うが、過去を知ったからとはいえ彼を許した彼女は本当に強い人だな…。

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著者プロフィール

東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計40万部を超える人気シリーズとなる。メディアワークス文庫から刊行された青春小説『この終末、ぼくらは100日だけの恋をする』のヒットで新境地も開拓。

「2023年 『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂7 日出処の和菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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