- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048675178
作品紹介・あらすじ
どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って"速さ"を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女"黒雪姫"との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは"加速世界"の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士"バーストリンカー"となった瞬間だった。ウェブ上でカリスマ的人気を誇る作家が、ついに電撃大賞「大賞」受賞しデビュー!実力派が描く未来系青春エンタテイメント登場。
感想・レビュー・書評
-
正直、『SAO』シリーズより個人的には断然こちらが好きです。
コンプレックスの塊の主人公が自分と重なり、自分にできなかったことを主人公に求めながら楽しんでいます。『SAO』の主人公は、苦悩して苦悩して辛い経験を重ねながらも、様々な障害に負けずに乗り越え成長していく姿に好感が持てて良いのですが、何しろ格好良い、格好良すぎる。
対してこのシリーズの主人公は友だちとしては良いけど、お世辞にも格好良いとは言い難い。気弱で卑屈で・・・。
だが、それが良い。
道を模索して、足掻いて、努力して、そのお陰で巡り会えた切っ掛けを逃さずに踏み出した一歩。
期待したくなる、応援したくなる、そんな主人公の物語。
この先、謎にモテていくのも許せるキャラクターです。
新刊はやくでないかなぁ。
アニメの二期はなぜでなかったのかなぁ・・・。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『ソードアート』より
こっちのほうが肌に合うことが判明。
同じ著者なんだけど
話の運びとかキャラとかね。
もう仮想現実の世界と現実を行き来するのが
あたりまえになっている時代のおはなし。
中学校の昼休みには
学校のオンライン空間で遊ぶこともできる。
本当は運動が苦手なハルユキも
抜群のスピードを発揮(ひとり壁打ちだけど)
その「速さ」に目をつけた黒雪姫イコール
生徒会副会長が声をかけてきて
とあるゲーム世界へ彼を誘うのだが。
現実のほうでは幼馴染の友達たちや
いじめっ子といろいろあるし
仮想世界では姫の野望やら
謎の襲撃者やらに巻き込まれるし。
なかなかに忙しいハルユキです。 -
超久々に再読。
改めてシリーズ一話目としては素晴らしくよく出来てるなあと素直に感心したことであるよ。
といいつつシリーズは途中で止めちゃってるんだがま完結したら読もうかな、完結したらな。 -
アニメが素晴らしかったので購入
最初、サイバー的な光景が文章では把握しづらいと思いましたが、読んでいるうちに慣れました。
加速という概念、ハルくんと黒雪姫の関係、読んでいてワクワクします!(>_<) -
加速世界だけあってとてもスピード感のあるストーリー展開。なのでこれはアニメの方が世界観がより面白そうだ。
-
いじめられっ子、ややツンデレ風の美少女、ネットワークと結ばれた世界、拡がる新しい可能性・・・。とまあライトノベル的ベタな要素がたっぷりなのだがなかなか読ませてくれる。
科学的説得力は弱いし、ストーリー展開もわかりやすいが、世界への否定と肯定が入り交じる感情的展開はなかなか読んでいて楽しい。次作以降も期待。 -
川原礫のデビュー作、めちゃくちゃうまい、しばらくラノベに対して荒んだ気持ちになっていたがこれ読んで久しぶりに作者買いしはじめた、SAOより絶対にこっち、読み手のコントロールができてると思う、くすぐられる が、1巻がピークだった説
-
意外と面白いのかもしれない。
-
いじめられっ子がやっていたローカルネットのゲームで
誰かが高得点をたたき出した。
一体、それは誰?
そして呼び出し。
そしてバトル。
そして本来の目的。
言葉は選ばなくてはなりません、という教訓と共に
そこまで自分が嫌いなのか、というある種共感も。
友情あり、恋愛ありで、どっち付かず、でもなく
非常に読みやすかったです。
が、残り4回も戦うために、どう人が動いて
どう陣営をしていくか。
問題山積み、です。 -
ソードアート・オンラインが面白かったので拝読。
結果、期待に違わぬ面白さでした。
ハルユキの後ろ向きすぎな性恪は少々イラッとする事もありましたが、追い詰められてからの逆転劇は、楽しめます。
どちらかと言うとSAOの方が好きですが、こちらはこちらで面白いので次巻も楽しみです。