疾走

  • KADOKAWA
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感想 : 375
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  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048734851

感想・レビュー・書評

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  • 苛烈な少年の長いシュウジのものがたりが、やっと終わった。・・・しかし、最後まで読んでも解らないことがある。
    語り部は、誰なのか?「私」とは・・・。

    • えがおさん
      答えてしまってよろしいでしょうか?

      教会の神父です。
      答えてしまってよろしいでしょうか?

      教会の神父です。
      2017/01/02
    • ニコさん
      なるほどね~それなら納得します。ありがとう。また、コメント頂けたら幸いです。
      なるほどね~それなら納得します。ありがとう。また、コメント頂けたら幸いです。
      2017/01/03
  • おもくるしい読後。
    ひらがなで表記してある場所は、息苦しさを感じる。
    かなり激しい暴力、性描写が、あれほど必要なのか?

    シュウジはほんの何年かで、一生分以上の経験をして、死んでいった。
    でもほんの何年かの人生で神父に会えて、関わって、よかったね、と思う。

  • これを読んで救いがないと感じるか,救いがあると感じるかは,それぞれだな.扱っている個々のテーマが重いだけに読後感は気持ちよくないが,それがまた魅力でもある.でも他の重松作品とはかなり違うかな.

  • とにかく重い、辛い、しんどい。
    読後感の脱力感は半端ない。
    主人公の中学校からの人生が
    むちゃくちゃハード、ありえん。
    神父さんとの交流の場面で
    なんとか癒されつつ読み終えることができた。

    まぁ、ラストでは希望が見えたからよかった。
    ほんと、疲れた。

  • 重い

  • 過去に読んだ本。衝撃を受けた本。

  • 死ぬのはこんなに難しい

  • 生まれも育ちもひたすら不幸に溢れた少年・少女の物語。
    沈む話し。
    貴志祐介の青の炎を思い出した。
    久しぶりに五時間一気読みした作品。

    自分が生きる事で人が死ぬ。誰が生きるべきか死ぬべきか。人は平等じゃないけど、死だけは公平。

    勢いは凄いけど、結局なんだったのかは説明出来ないです。
    不幸噺を見て、悦にいればいいのか同情すればよいのか。どれも違う気がする。

    若干中2臭くなる。中2の話しだからしょうがないけど。同世代のときによんだら、モロに変な影響受けそう。

    日常にある社会の残酷さ・理不尽さ・人の弱さ・いやらしさをとことんを描き、それに翻弄される主人公。
    でも基本才能があり、また何処かに希望が常にあるのが都合よさを感じた。俺にはアカネさんもエリも神父もいなかったよ。

    読んでて苦にならない文体は良。
    別の作品も読んでみようと思う。

  • 読み進むにつれ、どんどん底なし沼に沈んでいくかのような状況に陥る主人公たち。
    落ちるとこまで落ち、最後の最後にほんの少しだけ光が見えた。

    評価としては★4つだけど、人に薦めようとは思わない。

  • まさしくタイトル通り「疾走」していったシュウジ。
    これでもかといわんばかりの不幸を詰め込んだ話。
    登場人物ひとりひとりの感情が伝わってくるような…
    重いのは覚悟して読んでたし、日頃からそういった本を読んでる人なら大丈夫そう。
    ひらがなを使ったり、最後のあたり、書き方がかわったところがなんかぞくぞくした。
    シュウジの感情の揺れ動きがたまらない。

著者プロフィール

重松清
1963年岡山県生まれ。早稲田大学教育学部卒業。91年『ビフォア・ラン』でデビュー。99年『ナイフ』で坪田譲治文学賞、『エイジ』で山本周五郎賞、2001年『ビタミンF』で直木三十五賞、10年『十字架』で吉川英治文学賞を受賞。著書に『流星ワゴン』『疾走』『その日のまえに』『カシオペアの丘で』『とんび』『ステップ』『きみ去りしのち』『峠うどん物語』など多数。

「2023年 『カモナマイハウス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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