ドールズ 月下天使

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (556ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738873

感想・レビュー・書評

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  • カテゴリを『ホラー』に決めるのには躊躇がある。
    高橋克彦氏の『ドールズ』シリーズの第4作目である。
    おそらく著者当人も書き始めた時は、このような展開になるとは思ってもみなかったに違いない。
    転生が主題ではあるが、小学生の女の子の中に江戸時代の人形師がよみがえるという設定は、それほど目新しいものではない。
    しかし、その人形師の個性と、それをとりまく仲間たちの人間模様は、高橋克彦の真骨頂である。
    これは、もはやヒューマンドラマと言ってよい。

    本作には、聖夜という名の女性がニューキャラクタとして登場する。慢性骨髄性白血病という宿命の中で生きる魅力的な女性である。
    この天使は、必ずや、次回からのメインになるだろうことを予感させる。

    是非第1シリーズから読んで欲しい。
    「闇から来た少女」
    「闇から覗く顔」
    「闇から招く声」
    そして
    「月下天使」である。

  • 久しぶりの「ドールズ」面白かったです。続きがすごく気になります。次は何年後かな〜?

  • 久しぶりにドールズ。
    おもしろかったけど、これって続くよね・・・。
    続きが気になる・・・うーん。

  • 2008.11.27.読了。

  • 高橋克彦ドールズシリーズ第四弾。
    今回は短編二本と中編一本の計三本が収録されています。
    新たな登場人物『聖夜』をメンバーに加え、
    中身の方はサスペンスありーのアクションありーのSFありーので大変なことに。
    江戸情緒と香雪さん(前作までの登場人物)はどこへ。

    『聖夜』が女だから香雪さんが要らなかったんですね。わかります。
    なんかもうこれまでの『ドールズ』とはまるで違う作品になっていました。
    SFってのも「サイエンス・フィクション」というより「すげぇ不可思議の略です」と言いたい。
    おもしろかったのはおもしろかったんですが、
    「ドールズシリーズこの先どうなんの」という不安の種をごっそり残してくださる終わり方だったので星は三つで。

  • ドールズ第4弾!
    ここへきての急展開…。聖夜がえらくかこよかったです。
    今回も連作で、3作収録。

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著者プロフィール

1947年岩手県生まれ。早稲田大学卒業。83年『写楽殺人事件』で江戸川乱歩賞、87年『北斎殺人事件』で日本推理作家協会賞、92年『緋い記憶』で直木賞、2000年『火怨』で吉川英治文学賞を受賞する。他の著書に『炎立つ』(全5巻)、『天を衝く』(全3巻)などがある。

「2009年 『To Tempt Heaven』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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