マリアビートル

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.07
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  • / ISBN・EAN: 9784048741057

感想・レビュー・書評

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  • No. 24い002B,7       読了日:2024年 1月 5日

    鈴木さんがとてもかっこよかったです。他にも前作にも出てきた人達が物語に関連してきてとても良かったです。

    この小説は、新幹線に乗車した人達がトランクを巡り奔走する物語です。

    2組の蜜柑と檸檬が運んできたトランクがまさかこんな事態に発展するとは思いませんでした。

    次作のAXも楽しみです。
    --------------------------
    ⭐あらすじ
    元殺し屋の木村は幼い息子に重症を負わせた王子にたいし復讐を誓い新幹線に乗り込んだ。時を同じくして、2組の蜜柑と檸檬がトランクを運ぶべく木村と同じ新幹線に乗り込む。
    やがて、トランクを巡った奔走が始まる。

  • 元殺し屋の木村は、幼い息子に重症を負わせた相手に復讐する為、東京発盛岡行きの東北新幹線に乗り込む…
    『777』を読む為に七尾(天道虫)が出るこの作品で予習。本当に本当に王子が憎らしかった。

  • 伊坂幸太郎 著
    これは 続編にあたるのか?と後で気付きました
    幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利き二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。
    「 」の登場人物をハンコの形で名前を表している発想には笑えました ユニークです。 その名前が変わる度に登場人物の状況や考えが分かり すっと入ってゆく
    何処かで 交錯するんだろうなぁと思わせてくれる 伊坂さんの手法に やはりハマってしまってるではないか?というほど 読み進められる作品
    生意気な中学生 とても恐ろしいけど 現代の闇を すごく感じてしまった 「天道虫」の七尾の運の悪さに笑い
    蜜柑と檸檬 果物の判子で表されてるところ 七尾に天道虫ハンコにするなど発想がいちいち面白い
    木村の父 木村茂も カッコいいラストで ほっとした
    登場人物が色々と色を持っていて 上手く仕上げてる娯楽作品でした。

    • hiromida2さん
      こんにちは!まことさん こちらこそ、あたたかいレビューとコメントありがとうございます。映画は大好きで 今は もっぱらレンタルDVDにての鑑賞...
      こんにちは!まことさん こちらこそ、あたたかいレビューとコメントありがとうございます。映画は大好きで 今は もっぱらレンタルDVDにての鑑賞ですが…(笑)本も随分読みましたが(以前は 好きな作家の海外ミステリー小説を読み漁ってましたが 以前に読んだものは本棚に登録していない)まことさん はじめ、ブグログの皆さんのレビューを見るたび 色々な発見があり 読みたい気持ちが増してゆきます 日本の注目する作家さんの多いこと。
      今は ゆっくり 以前に見てなかった本を沢山読みたいと思います。まことさんのレビューも 参考にしながら…(^-^)よろしくお願いします
      2019/06/20
    • まことさん
      hiromida2さん。こんにちは!
      フォローありがとうございます。
      私のレビューは、ブクログの皆さまに比べて至らないところが多いと思い...
      hiromida2さん。こんにちは!
      フォローありがとうございます。
      私のレビューは、ブクログの皆さまに比べて至らないところが多いと思いますが。どうぞよろしくお願いします。
      私も、海外ミステリーも以前は読んでいたのですが、最近、あまり読んでいませんが、好きなほうです。こちらこそhiromida2さんのレビューを色々参考にさせてください。これからも楽しみにしています。(^^♪
      2019/06/21
    • hiromida2さん
      まことさん ありがとうございます。そして とんでもないです まことさんのレビュー素敵です。また、是非 まことさんの本棚覗かせもらい素敵な本...
      まことさん ありがとうございます。そして とんでもないです まことさんのレビュー素敵です。また、是非 まことさんの本棚覗かせもらい素敵な本に出会いたいと思ってます(o^^o)
      映画好きの私ですが、本を読むことは不思議な自分の世界観を作れる場所ですよね。
      拙いレビューもみて頂き 感謝です
      こちらこそ よろしくお願いします。
      2019/06/22
  • 東京発盛岡行の新幹線・はやて。
    その車内、あちらこちらで何やら物騒なことが起こるのです。
    殺し屋たちがうようよひしめいている新幹線…思わず苦笑いがこぼれました。

    あちこちに張られた伏線が気持ちよく回収されていくのが爽快です。
    殺し屋たちのキャラクターもすてき。
    檸檬と蜜柑の果物コンビの掛け合いのテンポが小気味よかったです。
    いざとなると強いのに、不運の女神に愛されまくりの七尾さんの間の悪さに同情せずにはいられません…w
    王子のような中学生がいたらと思うとゾッとします…まさに悪意が美少年の皮をまとって歩いているといった感じなのです。

    『グラスホッパー』に登場した面々も活躍するので、こちらも再読してみようと思います。

  • 3.3

  • 怖かった!怖いので、細かい描写は飛ばしながら読みました。
    年寄はかっこいい、その方がいい。
    年寄は、敬った方がいい。
    怖いけど、それでいて読み終わると
    ほんわかするのだから、伊坂さんの作品は凄いです(^-^)


    [昔から存在しているものは、それだけで優秀だ、ってことらしいですよ。(p548)]
    お年寄りや、年上の人の話を聞くと
    そんなこと自分では出来ないなとか
    よく耐えたなって思うことがあるけど、そうゆう事だなと思った。
    すごい勢いで時代は変わっていて、その中で生き抜いてる。
    自分はこのあと、50年も生きる残れるのかな?生き残れたら、優秀。楽しめたら上出来☆
    楽しめるよう頑張ろう♪

  • ストーリーも、キャラクターも、昔の作風に戻ったみたいで、久々にらしさを感じる作品。
    前作『グラスホッパー』より本作の方が好み。
    機関車トーマスを知っているだけに、檸檬の比喩がツボにはまった。
    不運な七尾と、容赦のない真莉亜のコンビは、また見てみたい。
    トランクのキャッシュカードのように、回収されてない伏線があるように思える。
    http://koroppy.cocolog-nifty.com/blog/2011/02/post-7f43.html

  • 殺し屋シリーズ第2段
    新幹線を舞台に殺し屋たちがそれぞれの依頼をこなそうとする話。通称E2事件

    第4弾から読み始めたので馴染みの殺し屋たちの暗躍が見れてドキドキしました
    またトリプルセブン再読したいな…

  • とにかく極悪な中学生「王子」の所業に虫唾が走る。読んでいて気分が悪くなるほど。
    最終的に恐らく王子は伝説の木村夫妻に抹殺されていると思われるが、その描写がなくて残念。でも、そこでまた酷い描写を読むよりも、想像にまかせてくれて良かったかも。木村親子が無事だったのが救い。
    結局鈴木はなんだったのだろうかと思ったら、本作は「グラスホッパー」の続きで、鈴木はその主人公らしい。
    伊坂幸太郎の小説は”押し屋”がよく出てくるが、本当にいるような気がして恐ろしい。

  • 元殺し屋の木村。
    優等生のふりした狡猾な中学生、王子。
    危ない仕事の請負人
     蜜柑と檸檬の2人組。
     ツキのない七尾。
    それぞれ思惑を持ち、同じ新幹線に乗り込む。
    それぞれの思い・行動が錯綜していく。
    『グラスホッパー』の話や人物が登場する。

著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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