40代、職業・ロックミュージシャン 大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる、'80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵 (アスキー新書 232)
- アスキー・メディアワークス (2013年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048914017
作品紹介・あらすじ
1980年代、バンドブームで青春時代を送ったオーケンも、気づけば40代。いまも熱いライブを見せつつ、ぶっちゃけ40代ロッカーの人生ってどうなのよ!?収入、健康、家庭、育児など、大人ロッカーズの"リアル"をオーケンが聞く。
感想・レビュー・書評
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いろいろな人のインタビュー集。
オーケンの年に近いか先輩な人達ばかりを取り上げているので、その世代には面白いと思うけど、若い人達にはどうかな?
知ってる人いるのかな?と思いました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大槻ケンヂが往年のバンド系のミュージシャンと対談したもの。
音楽の話はあまりないものの、ある程度年齢の行ったサブカルの人の生き方は参考になった。 -
大槻ケンヂと同世代、90年代のバンドブームの頃に成功した人たちが、その後どのような暮らしをしているのか垣間見ることが出来る対談集。ロックミュージシャンという生き方を選択した者の未来は想像以上に厳しいという現実を再認識させられる内容。「音楽でメシを食う」を夢見て頑張ってきた人たちのリアルな未来像を知ることができる。一時代を築いた後に解散し、時を経て年齢を重ねてから再結成したバンドの裏話は感情移入できて面白かった。
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少し前に書かれた文章なので、多少ズレがあるが、ほぼ同年代なので楽しく読めた。私はそれほど音楽に嵌らなかったが、同世代の空気が詰まっていて、懐かしいやら可笑しいやら。
インタビュー相手がほぼオーケンの仲間か仲良しな人ばかりなので、多少偏りはありますが、超売れっ子じゃない面子なところがかえって良い。
ミュージシャンじゃなくても、若い人で「こういうことがしたいけど、年食ってもできるかなあ」と考えている人には励ましになる本だと思う。 -
副題が「大人になってもドロップアウトし続けるためにキッチリ生きる。
'80年代から爆走中、彼らに学ぶ「生きざま」の知恵」
新書だから、で軽い気持ちで電車に持ち込んだ私がバカでした。
死ぬかと思いました。
ものすごい濃くて爆笑必須の本でした。
ここに登場するアーチストたちの曲を、私はほとんど聴いては来なかったけど
当時の話、現在の話、どこを取っても含蓄たっぷり。
当事者にしか分からない話の数々が面白すぎる。
ロックというジャンルは、
自分の年齢について意識することが、
他の音楽ジャンルに比べて、早く訪れる気がする。
(アイドルという別格もあるかもしれない)
精神的にも肉体的にもそうだろうし
自分の生活、自分のファンや、自分を取り巻く業界や社会も含めて
時間とともに否応なく変化する中で、
音楽を続けていくために、どう対応していくのか。
すべて自分がクリアしなければいけない問題で、
万人に役に立つようなスタンダードな正解なんてないんだなと
本を読みながらつくづくと思う。
ファンキー末吉の中国ロック村、橘高文彦の子育て話、
ダイアモンドユカイのプロポーズ話など、
思い出しても爆笑しそうな話がてんこもり。
リンドバーグ再結成話は、
女性が仕事と家庭を両立する難しさというリアルな問題が見えて興味深かった。 -
2014年4月19日読了。1966年生まれ、私の10年上のロックミュージシャン・大槻ケンヂによる、40オーバーでも大御所でない、バリバリ(であったり、細々であったり)のロッカーたちへの40代ロックミュージシャンとして生きるリアル・心意気などについてのインタビュー集。20代でバンドブームに乗って狂騒の日々を過ごし30代でレコード会社からの契約打ち切りなどを告げられた面々が、ロックの衰退・自らの老い・家庭の維持や世間の目とどう向き合っているか。「ロックに明日はないぜ!酒飲んでイエー!」なんて言う人はおらず、誰もが過去は過去として受け止め、それでいて「所詮俺なんてこんなもんよ」と斜に構えたり投げ出すでもなく、大好きなロック音楽を続けるためにどうするか、悩みながら真面目に生活を続けている・・・。10代・20代のロック大好き少年からすれば眼を覆うほどにカッコ悪い大人の姿だが、しかしグッとくるほど皆カッコいい。華やかなスポットライトの裏側にできる影、これこそがロックの本質なのかもしれないな。
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音楽
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「ロックで儲けてんのはB'zだけ」
なんて言い得て妙な言葉。ミュージシャンも40を越えると、フツーのサラリーマンと同じように政治や税金や老後のことが気になるもんだ。筋少の物販が充実してるのもそのためだもんな。
40を越えたミュージシャンには、少しでも長くステージに立っていてほしいってことだけ切に願うよ。同年代としては、同じくフロアに立っていられるようにがんばらな、と思ったり。 -
「金、女、音楽が仕事、健康、子育てにかわっても」の
帯のとおり。
みんな、健康な生活を心がけているなぁ。
ちょっと、つまらないかな(もちろん、生活が優先だから
そうなってしまうのだろうけど)。
森若香織も49歳だったかぁぁぁ。。。かなりびっくり、というか
自分も年だな。