- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048915076
作品紹介・あらすじ
晴れて第一志望の教育学部に入学した榛名なずなだったが、大学生活は苦労の連続だった。
それでも弱音を吐くことは出来ない。彼女には絶対に譲れない夢がある。何としてでも教師にならなければならない理由があるのだ。
そんな日々の中、彼女はとある窮地を一人の男子学生に救われる。寡黙で童顔な、突き放すような優しさを持った使上の同級生。二つの夢が出会った時、一つの恋が生まれ、その未来が大きく揺れ動いていく。
愛と死を告げる、新時代の恋愛ミステリー。
感想・レビュー・書評
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「私は命をかけて貴方のものになる」
タイトルと同様、この言葉に象徴された作品。
それぞれの登場人物の視点、時間軸も変わり。
頑なに彼が教師を目指す理由。
そしてなずなに対し突き放しつつも見守る彼の理由。
切なく哀しい物語でした。
それでも最後は未来が見える終わり方だったかな。
ノーブルチルドレンの彼らも年齢を重ねたかたちで登場しています。
心に残るいい作品でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
命の後で咲いた花
著作者:綾崎隼
発行者:アスキー・メディアワークス
タイムライン
http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698
彼女には絶対に譲れない夢があるなんとしても教師にならなければならない理由がある。 -
面白かった、面白かったけど…姉妹かぁ…
そこが微妙に引っかかった。 -
これから先、それを知った時になずなさんは何を思うのかな。
迷うのかな。迷わないのかな。
なるほど、この方は自分の作品の世界を繋げていく人なんですね。
こんなストーリー展開のお話を読むときにいつもやっちゃうことなんですけど、先の展開をある程度予測した瞬間に、お話が予測通り進むかどうか、そればかりが気になっちゃって、先へ先へどんどん読み進んでしまう。
読み進むのはいいのだけど、そこにある場面を深く味わうことなく、予測通りかどうかだけを追い求めて読んでしまう。
それはお話を楽しむ態度として、ちょっと勿体ない気がする。
読み方一つもなかなか難しい。 -
2013.10.11読了。ここのところずっと綾崎さんの本にどっぷり浸かってます。どの本も切なかったり激しかったりですがとても素敵。リアルではできない恋愛がいっぱいあります。この「命の後で咲いた花」はタイトルからして危ない・・・とわかっていながら前半と違った後半の切なさ・・・泣いてしまいました。一緒にいる時間や小さくても幸せな事・・・そんな想い大事にしたいですね。
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似たようなトリックがあったなぁ、と思いつつ。
コミカルな部分と、シリアスな部分が混ざり合って、今までの話よりもちょっと大人っぽい感じがしました。
ハードカバーの重厚感もすごくいい感じ。 -
途中びっくりしすぎて涙がピタッと止まった。そんな展開ないでしょー?て感じ。なんかモヤモヤする。しかし相変わらず綾崎さんの文書おもしろいし、綺麗だった
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ハードカバーはだいぶお財布に厳しいけどワカマツさんの表紙を見たら、買わずにはいられなくなった←内容に関しては、一応誉め言葉として、これはずるいw