- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048918220
作品紹介・あらすじ
とある寒村で、青年と家畜が惨殺される事件が起こる。事件に"怪異"の存在を嗅ぎ取った御蔭神道は、高校生ながら英才と称される水谷理彩子を派遣する。彼女が現場で出会った発見者は少し年下に見える少年だった。殺人現場を見ても落ち着き払い、冷静すぎるぐらい論理的な少年-九条湊に戸惑う理彩子。いつの間にか理彩子は少年のペースに引き込まれていくようになり。湊と理彩子が出会い、初めて"怪異"に挑むことになった事件とは?葉山透が贈る現代の伝奇譚。
感想・レビュー・書評
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過去から現在に続く湊の因縁の話。過去編の今より少しだけ素直で純粋さを持った少年湊が可愛いし、この事件を経たからこそ今の「零能者 九条湊」が居るんだな…と感じました。霊能力を持たない湊にとっての因縁の相手が怪異なのが皮肉っぽくて葉山先生の話やキャラクター同士の人間関係の描き方が本当に好きだと改めて思いました。6巻がいちばんすき
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#読了
湊と理彩子の出会いが描かれた1冊!
若い時から湊は湊でした…笑笑 -
湊の過去が見えた作品。昔はかわいらしい性格をしていて、怪異にかかわったばっかりにこんなゆがんだ性格に…なんてことを想像していたらまさかの…。件は有名な妖怪。この話で今回取り上げられるとは思っていなかった。しかし、過去の怪異が現在につながるとは。なかなか面白かった。いつもはそれぞれ話は繋がっていないが、今回は話が分かれつつも、全部つながっているようだ。
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すごいなぁ。
怪異をこんな科学に落とし込むなんてw
毎回その発想に驚きます。
私の中でベスト3に入るシリーズ。 -
わ~件になんてことを(笑)!!
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シリーズ第6弾。二話構成です。
第一話「首」
理彩子と湊の出会いと、初めて怪異に挑むことになった事件。
初めてにしてはショッキング過ぎる事件。
自ら解決した事件とはいえ、やるせない思いだったろう。
それを吐き出させてくれたのが、刑事の一言だった。
第二話「件」
10年前に解決したはずだった事件は、終わっていなかった。
怪異であっても、防ぎようがないと湊に言わせるほどに
最大というか最悪の敵。
なんか、いつもと違う湊を見ることが出来て
ハラハラドキドキ加減が加速しましたぁ~ -
大抵は憎たらしい敵役や犯人も最後は「コイツを殺しても死んだ彼は生き返らない!だからお前は生きてその罪を償う為に生きろ!!」とか主人公サイドの寛大さを見せて終わる事が多くて、何じゃそらとか思う事も有るけど
本作は、件のやった事に比べて報復が酷いなぁと
何とかしようと思えばその方法しかないので、仕方ないんだけど、それにしても自分が件の立場だったらと思うとぞっとする -
出会いのはなしかー
湊は昔から可愛いげがないけど性根はおなじなのだな
小野寺さんが活躍する話をもう少し見たかったなあ
しかし件の思うように世界を動かしているから、件がいなければと思ってしまうのは道理だ -
件の話が面白かった!
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湊と理沙子の出会いの話とか.
10年越しの因縁の話とか.
怪異の能力を外科手術で無効化するとか.
今回は天才少年とか天然巫女の出番が少なかったな.
何故なら理沙子回だから.
次は天才少年サイドとの過去の因縁な雰囲気ガガガ