マグダラで眠れ (4) (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 305
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048919449

作品紹介・あらすじ

「諸君に、帰る場所はない。故に、進む以外に道はない」新天地を求め、クラジウス騎士団と共に、改宗宣言のあった異教徒の町カザンに入植したクースラたち。異教徒の技術を得るため、まずは騎士団の手が伸びる前に、町に残る文献を読みあさることにする。そこでクースラたちは、カザンに残る竜の伝説を知る。そんな中クースラたちは、新たな工房を得ることに成功。カザンの町で、仲間四人での穏やかな生活が始まるかと思われた。だがその矢先、彼らにある過酷な運命が降りかかり-?竜の伝説が残る町で、クースラたちは大きな決断を迫られる。シリーズ第4弾!

感想・レビュー・書評

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  • 新たな新天地に到着し、ワクワクしながら冒険をする話。今回のネタが石油なのは、最初の方のタールの話からフェネシスが石油の話を持ち出していた所で予測できた通り。今までのダマスカス鋼とかのネタと比べると、普通な感じの話に聞こえるので、そこは残念だったかな。でも、石油を使った火炎放射器の話は面白そうだ。
    話の持ってゆき方は相変わらず上手なので、普通に楽しんで読めることは間違いない。後は、フェネシスがあっという間に成長しているところに驚嘆するばかり。主人公はこれで良いのか。

  • ライトノベル

  • カザンに入るも落ち着かず前途多難。イリーネが活躍しだして面白くなってきた。フェネシスもだいぶマシになったかな。なんだかんだでちゃんと閃いて良い知恵だしてくれるクースラを、もっとみんな大事にしてほしい(笑)。最低とか嘘つきとか意地悪とか言われるけどそしてわりとその通りだけども。龍の話がそう繋がるのは面白い。せっかくよさげな街だったのに、出なきゃいけなくなるのはもったいないなぁ。

  • やっとたどり着いた新天地だったけれど…。迫害されていた者が実は、というのは考えいたらんかったな。

  • ラスト、続くのかなぁ?という引き。
    事態が終わってさて、という場面で次巻始まってもおかしくないな、というシーンではあった。

    主人公が変わっていくのが自分でわかっていくのがあまり読まないパターンで新鮮といえば新鮮。
    でも初志貫徹できてないのも事実で悩ましいところ。

    臨機応変でもいいんだろうけどね。ファーストインパクトがぶれないキャラ、だったのに少しもにょるな、と。

    ヒロインの力と読めなくもないが。

  • 新章、ガザンでの町民生活編のスタートかと思いきや案の定流浪の話へw
    中身のストーリーはすごく面白くて、本編でも言ってたすごく錬金術師らしい展開で、中盤以降はほんとにページをめくる手が止まらなかった。特に最後のシーンが、画面がホワイトアウトしてくイメージで結構好み。
    それと物語が展開してワクワクする時や、フェネちゃんとクースラのニヤニヤするようなやり取りが、時々見え隠れする物語の暗い部分と一緒に描かれてて、ワクワクしきれないしニヤニヤしきれない。でも嫌じゃない。
    あとはクースラが自分自身を知った事で、予想以上に丸くなったのが驚き。徐々に角が取れていくと思ってたので。
    これがのちの布石となるかどうかも含めて5巻が楽しみです。

  • 6月24日読了。図書館。

  • 評価:☆5

    改宗宣言のあった異教徒の町カザンに入植したクースラ達。そこでクースラ達はカザンに残る竜の伝説を知る。植民しようとしたカザンで罠に嵌められピンチに陥るが――?といった感じの4巻。


    フェネシスがやられっぱなしの小娘ではなく、クースラ達の仲間として、クースラの相棒として相応しい姿を見せるようになってきたのがとてもいい。
    前巻でひと皮剥けたって感じだよね。

    今回はイリーネの感情的でまっすぐな説得に心を打たれた・・・。
    ホントにイリーネの言うとおりなんだよな。
    クースラは自分の「利子」という名前に縛られている。
    その呪縛も、フェネシスやイリーネと触れ合うことでじょじょに解けていっている・・・まだクースラはその変化を受け入れきれてないけども、その過程が凄くいい。

    「い、意地悪……しないでください」
    とか弄らしすぎて変な声出そうになったw
    これは弄りたくなるクースラの気持ちも分かるw

    イリーネがクースラに気がある素振りを見せたのは正直意外だったなぁ。どっちかというとウェランドと仲良くなりそうな気がしてた。
    嫉妬するフェネシスいいゾ^~これ。

    もうかなりお似合いのカップルになってきた感じがあるクースラとフェネシスですが、旅の終着点はどうなるのか。
    続きも期待です。

    「あなたは」
    「やっぱり、優しいんですよ」

  • ただの恋愛じゃない。深い。

  • 地下の聖堂のシーンが臨場感があって美しかった。未知への感動と好奇心がかきたてられる話。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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