ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミンXII (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.84
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本棚登録 : 116
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048932196

作品紹介・あらすじ

カトヴァーナ帝国、キオカ共和国、そしてラ・サイア・アルデラミンによる三国会談が、いよいよ開幕した。
 キオカの執政官アリオ・キャクレイや、ラ・サイア・アルデラミンのイェナーシィ・ラプテスマ教皇といった一筋縄ではいかない面々に、一見場違いとも思える科学者アナライ・カーンが加わることで、会談は思わぬ方向へと転がっていく。
 その中で、宿敵同士のイクタとジャンは、周囲で見守っているシャミーユやルカーンティ、ミアラたちが呆れるほど、まるで子供のように自らの感情をぶつけあい、激しく火花を散らすのだった──。
 これまで語られることのなかった世界の謎が、ついに明らかになる衝撃の12巻!! いよいよ佳境へと向かって加速する物語から、決して目を離すな!!!!

感想・レビュー・書評

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  • 世界の謎到達編?

    だんだん戦争ものではなくなってきて、
    イクタとジャンだったり、いろんな人の関係が進んでました。ルカーンシティとミアラはいい話でした。

    と思ったら急にSFに。そんな展開になるのかー、と予想外な感じだけど、いいのかこれで、、、
    次からまた戦いやるのかな?とりあえずマシュートルウェイはよ!

  • 4/10.
    「救われた人間ほどつまらないものはない。」
    このセリフはよかった。

    ただ完全にSFに成り下がったので、ここで諦める。5巻まですごくよかった。戦記を読みたかった。勿体ない。

  • いろいろほのめかされていたこと(地図とか)が明らかになる巻。ライトノベルでこれほど本格的なサイエンスファンタジーが書かれたことの、まずは拍手。昔の話も感動的で、なぜ4大精霊か、との問いにもしっかり答えている。あと2冊、結末まで注目したい。

  • ふと気がついたら新刊が出ていてガマンできずに紙版買いに行ってしまった。だって佳境なんだもの。。。面白いです。種明かしは今ひとつのところがあるけどね。どうも、ファンタジー世界とサイエンスフィクションをつなげるのは個人的に興ざめ感があるんだよな、きっと。

  • ここにきて世界の根幹にまつわるお話が。
    そしてそうか、これがやりたいがためにヤトリは死んだのか…とちょっと思いました。だってどう考えてもあそこでヤトリが死ぬ必然性は無かったような気がするんですよねぇ~ ハロとかは生きてるんだし。でもすべてのしがらみから解き放たれるために、イクタが未来に希望を見出すためにもヤトリは死ななくてはならなかったのか。う~ン、結構壮大な話だった。

    というわけで精霊の謎と弟子のお話。イクタは結構な人たらし(笑)戦争が早く終結してジャンと共に学問で競い合える世界が訪れたらいい。そんな事を思いましたよ。

  • そもそも思い描いていたジャンルとは違かったー!

  • 1巻の時点で破滅へ向かうための物語というのは示されていたけれど、今回ある種の希望が提示されたように思う。予想していたよりも救いのある結末になりそうな予感。
    あとやっぱSFだったこれ

  • 前回の引きから、今回は三国会議で丁々発止の政治的駆け引きが行われるのかなと思っていたら、全く予想と違った展開になった。
    いわば、世界の成り立ちの説明会。
    あと、ようやく謎なタイトルが解明される回でもある。
    それもこれもアナライ博士の登場のせいだな。
    一人で世界をかき回す、さすが科学者!(笑)

    その世界の成り立ちについては、いや、前からロストコロニー的な設定なのかなと思ってたんだけど、仮想未来世界だったか。
    やっぱり物語の舞台はインドで合ってたんだ。
    なるほど〜。

    ただ、このハイファンタジー世界にいきなり現れた過去場面は、やっぱりちょっと違和感があった。
    まあ、説明の最後の方には、それも気にならなくなったんだけど。
    それに、この過去話は、いわばオマケのようなもので、それによって本編の構造が大きく変化するものでもないな。

    唯一、心震えたのは、遠い未来に自由に生きるヤトリがいるかもしれないという可能性。
    その時はきっとイクタも傍にいるに違いない。
    そう願わずにいられない。

    次巻から終焉に向けて加速していく予感。
    次はいつもの仲間たちとの話を期待したい。

  • まさかの展開。
    超古代文明の人工物だろうと予想はしていたものの、そっちかよ! という印象。

    あー、ジャンとイクタが楽しそうで何よりです。

  • 今までの舞台設定の核心に迫るネタバラシ巻。物語の密度は相変わらずで、核心に迫り始めたと思った途端この巻の中で全て済ませてしまい、おまけに主人公とライバルの距離感を縮めるストーリーまで盛り込むという大盤振る舞いっぷり。
    とはいえ、ネタバラシの内容は人によって賛否が分かれるだろうが、さすがにこの展開は予想していた人は少ないだろうし、度肝を抜くという一番の目的は果たされているので肯定的。突飛でも現状のストーリーに必要以上の影響は与えない構成にしているのがまた上手いんだよなあ。

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著者プロフィール

2010年に「神と奴隷の誕生構文」(電撃文庫)でデビュー。「スメラギガタリ」シリーズ(メディアワークス文庫)、「ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン」シリーズ(電撃文庫)を刊行。

「2023年 『七つの魔剣が支配するXII』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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