火の中の竜 ネットコンサルタント「さらまんどら」の炎上事件簿 (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2018年4月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048938365
作品紹介・あらすじ
サラマンドラは火の中でしか生きられない――。
パソコン教室の講師として平凡な人生を送っているぼく。だけど、ある日生徒から持ちかけられた相談により、ネットに潜むトラブルの渦に巻き込まれることになる。不用意なブログの書き込みを発端とした32万アクセスの大炎上案件解決のためにぼくが頼ったのは、インターネットよろず相談所「さらまんどら」。
火の中で生きる竜「サラマンドラ」を自称する彼らは、自ら炎上に飛び込んでトラブルを解決するという。所長のオメガに仲間に引き入れられたぼくは、このトラブルの「非常識な解決」を目の当たりにする――。
感想・レビュー・書評
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こるものさんキター!ネット炎上が大好物な車椅子生活を送る「オメガ」。彼と出会ってしまったがばっかりに、「先生」ことぼくは様々なトラブルに巻き込まれる。ひっじょーに汀こるものさんらしい、悪意ありありのだけどコメディなお話でした。マシンガン同士の打ち合い的なトークも満載。
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ネットトラブルコンサルタント、の連続短編。
何故にここまでハイテンション…な最初の話から
一応主人公の過去が最後に出てきたり。
コンサルタントの所でルームシェアしている人達も
なかなか個性豊かで、恐ろしいほど特化しています。
止める人は一応主人公のみ、と思っていたら
その主人公もあれ? な過去持ち。
いや、過去があるらしい??
いつもの事ですが、常識人はどこへ?! ですw -
読み始めはアクが強いなどうかなと思ったけど、意外や意外と言っては失礼か、気づいたらぐいぐい読み進めてあっという間に読了。
続編も読んでみようと思った。 -
体質に合わなかった。
メインのオメガが厭世的で攻撃的なキャラクターだと思ったら、あとがきの作者の方が濃かった。
オメガも世を嫌っているが、作者はそれ以上に世も読者も嫌っているのではないかと思わされた。 -
続きが読みたい!!!!!!!!!!!!!!!!!
インターネッツの炎上っていう身近な地獄を解像度高く描いてて面白いし、顔のいい男二人であるオメガと先生のこれからや、その他の登場人物がどう動くのかとかがもっと見たい…読みたい…お願いします続き、続きをください… -
インターネット炎上対応のコンサルタント。いや〜読んだこと無い系統の本。主人公は炎の竜さらまんどら。最初はべらべら喋りまくる主人公に辟易する部分や作り込まれ過ぎに感じた周囲の登場人物…学習障害の子供、引きこもり…にお腹いっぱいの感じも。でも、その火消し手口はかなり面白く、彼の引き立て役?かファシリテーターか?と思っていた先生がまさかまさかの…。キャラ設定がてんこ盛りで年寄りにはキツイ部分もありますが、一読の価値あり!と。
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こんなおもしろい本なんで話題になってないの!?ってくらいおもしろかった。
ネットにあがったものって簡単に消せないけど、サービス終了なんかで簡単に消えてしまうものでもあるので、後の世のための資料としてもいいんじゃないかなって思った。
あと私炎上案件見るの好きなんだけど、見るだけで触らないようにしようとは思ってて、これからもそれは守っていこうって思った。