- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048965019
作品紹介・あらすじ
原監督のマネージメント論とハーバード大学の根来教授の科学的メソッドがコラボ!
箱根駅伝で驚異の連覇を達成してきた青学駅伝選手のメンタルを解析!
青山学院大学・陸上競技部・長距離ブロック監督を務め、
2015年に青学史上初の箱根駅伝総合優勝に導き、
2018年まで4連覇という快挙を成し遂げた原 晋監督のマネージメント理論と、
国内外のトップアスリートのアドバイザーも務める根来教授の科学的なメソッドをまとめた一冊。
テーマは『勝てるメンタル』。
現在、出雲と全日本で優勝を飾り、2度目の3冠に王手をかけている青山学院大学の選手たち。
彼らが勝ち続けるためのメンタルづくりとは!?
駅伝に必要なメンタル、青学のメンタル強化の取り組みなどについて原監督が解説。
そしてハーバード大学の根来教授が青学の選手たちに指導しているメンタルトレーニングも公開します。
※掲載内容は変更される場合があります。
●目次
【第1章】 原 晋
駅伝に必要なメンタル
選手たちが抱える悩み、失敗談、駅伝選手に必要なメンタル、メンタル強化のため 青学の取組み、選手とチームの変化など
【第2章】 根来秀行
メンテナンス=メンタル
メンタルは人それぞれ違う、駅伝選手(プロアスリート)のメンタル、メンタル=緻密な体調管理、科学的にメンタルを分析など
【第3章】 対談
原 晋×根来秀行「より本番に強い選手とは」
※掲載内容は変更される場合があります。
感想・レビュー・書評
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人体の「二大制御機構」
自律神経系とホルモン系
「メンタルは鍛えるものではなくあやつるものでありスキルが存在する」
自律神経系でコントロールできるのは呼吸なんですよね。
僕は小学生の頃合気道をやってたので腹式呼吸についてはこだわりがあります。
4秒吸って
4秒止めて
8秒で出す
合気道でも同じようなタイミングでやってました。
呼吸がコントロール出来たら落ち着くんですよね。
科学的には
「毛細血管」
を開くことが大切だそうです。
呼吸でリラックスすれば毛細血管の扉が開いて全身にくまなく酸素が行き渡るそうです。
「呼吸」を味方につければ自律神経は楽にコントロールできるとのことです。
5分前行動
「人が設定した流れの中で自分の時間を作る大切さ」
僕も確かに余裕を持って行動したいタイプです。
やれば楽になるとは分かってはいるのですがσ^_^;
気合と根性で育って来た僕ですが今風に言うと
レジリエンス
と言うそうです。
耐える力
これは体育会系でやってきました。
理不尽に耐えるのもアリかもしれませんが本書を読むと理屈が理解できます。
今流行りの呼吸法
面白く読めました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても有益な本だと思う。
スポーツにおいてだけでなく、試験やプレゼンテーションなどにも活用できると思う。
自律神経の乱れがメンタルに大きく影響する。
交感神経だけ優位でも、高い実力はだせない。
副交感神経を上げてバランスを取らないと、本来持っている能力が出せないとは、目から鱗。
本番で実力が発揮しきれないのは、気の持ちようや緊張のしやすい体質等ではなく、体の生理機能にアプローチして体のコンディションを見ながらメンタルを調整できることで克服できることを知った。
毛細血管が大切!身体の末端まで血流を届ける。
呼吸を味方につければ、自律神経をコントロールできる!
睡眠の質を高めることが大切。(回復が早い)
箱根駅伝を毎年観てて、あれだけトレーニングを積んでても調子が崩れることがあるのは緊張?体調不良?と、不思議だったが、自律神経の不調が原因だとは。納得できた。
ともするとスマホに依存しがちな現代生活のなかで、自律神経のバランスをとる生活習慣をいかにして整えるのかが鍵であるということが理論としてよくわかった。
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桃山学院大学附属図書館電子ブックへのリンク↓
https://web.d-library.jp/momoyama1040/g0102/libcontentsinfo/?cid=JD201903000549
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青学駅伝部は生活のリズムから全てを整えて、コンディションを作っていく。
またそれを選手自身が理解をして、自分のコンディションを把握し仲間や指導者に伝えられるレベルにまで落とし込んでいる。
原さん自身が選手に声をかけるときの意識や、過去の失敗談などにも触れられており、それを根来先生が専門家的な立ち位置からフィードバックしたりとなかなか面白かった。 -
青学がいかにして駅伝で連覇しているのか、よくわかりました。ただ走ってタスキを渡すだけの競技かと思っていましたが、その奥深さに感服しました。1分1秒を縮めるために、何を考え何に取り組んでいるのか。単純な競技ほど難しいこともよくわかりました。勝つための飽くなき執念。日本トップのレベルを実践するのは難しいですが、まずは呼吸法を参考にさえてもらいます。
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なかなかおもしろかった。勝負に勝つには、マインドフルネスを心がけて過度の緊張状態を避け、本来の自分の力を発揮すること。呼吸に意識を向けて落ち着くことが大切ということが心に残った。