- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061323612
作品紹介・あらすじ
10人のきこりがもりにいって木をきって、いいます。「まだある、まだある。」のこりはいくつなのかな?0を発見した国、インドの数の絵本。
感想・レビュー・書評
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インドの画家が描いた美しい絵本。
絵本をよみながら一緒に数を数える
シンプルな絵本だけども
白タンクトップに髭の、
おんなじ顔なのになんだか個性的なきこりたち、
カラフルな木、
木が減っていくとトラが現れる仕掛け
(小学生の姉が先にトラの存在に気付いて叫んでいた)
に、ひきこまれた。
「まだ ある まだ ある」と木をいっぽんのこらず切り倒す愚かな人間。いやいや何してるの、やりすぎだよと、
子どもも読んでいて違和感を感じるようだ。
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「インドは0を発見した国として知られています。0はインドからアラビアをへて、世界中に広がった大発見です。」
「A. マラチャンドランさんは、学生時代から、伝統的なインドの絵画や壁画を学びました。豊かな自然や文化や伝統がどんどんなくなったり、壊されたりしていることを心配し、人々が受け継いできた豊かな民衆芸術を、なんとかして子どもの絵本の中に残していきたいとおもって、絵本を描き始めたそうです。」
田島伸二さんあとがきより詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
10人のきこりが10本の木を順番に切っていきます
1本ずつ切っていくと、木に隠れていた動物が見えてきました
木を全部切ったときどうなってしまうのでしょう
読み聞かせ時間は2分半くらいです
訳者のあとがきまでいれると、4分ちょっとです -
インド伝統の描画を学ぶ作者のトラがかわいい。
きっちり腹におさまっているし。 -
4分
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ゼロを発見した国・インドのお話。
10人の木こりたちの絵が最初に現れて、そこだけでも面白い。
良く似ているようでそれぞれ微妙に違い、もしや間違い探しかと思うほど。
ひとりが一本ずつ木を切っていくと、最後に残ったものは・・
読みようによっては参加型の絵本ともなり、時間調節に役立ちそう。
木々の間に隠れては見えるライオンの姿に、子どもたちが気づいてくれると楽しいのだが、指さして教えてしまうのもどうかと、迷うところ。もしや年長の子は気が付くかな。
季節に関係なく読めるので、お話会のサブとしてとても良い。メインにはならない。
約6分。幼児から中学年くらいまで。
4年生くらいなら世界地図でインドを指しても良いかもしれない。
追記:今月のお話会で3度、サブとして登場した本だった。
ほんのりと微笑んでくれる本を紹介したいという思惑とは裏腹に、大ウケ。
10人のきこりが登場する場面で、すでに大騒ぎとなり、「残りは?」と聞くたびに「○にーん!」と大合唱。うーむ、分からないものだなぁ。
ウケる本を紹介したいなどと考えたこともなく、もちろんこれからも絶対それはしないと思う。
しかし結果は・・だった。ちなみに小1から小3までの学童保育での30分間。 -
小学校1、2年生の読み聞かせに最適!
引き算の勉強にもなるし、
木を切りすぎると虎が出てきて木こりが全員食べられてしまうという話の内容から、環境に対する意識も育てることができると思います。 -
読み聞かせてもらったけど、ピリ辛ブラックユーモアで楽しかった。木を切ることとか数の概念とかいろんな読み方ができそう。
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2011年11月3日
装丁・本文デザイン/城所潤(ジュン・キドコロ・デザイン)