Fate/Zero(4)散りゆく者たち (星海社文庫)

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  • 星海社
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061389083

感想・レビュー・書評

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  • 英霊・キャスターとして現界した“聖なる怪物”ジル・ド・レェ伯爵の放つ狂気は、この世ならざる強大な魔物・“海魔”を召喚するに至る。冬木市に、そして世界に壊滅の危機が迫る中、聖杯戦争に集う英霊らは“海魔”の暴走を阻止すべく絶望的な共闘を開始するが……。左手の傷が癒えぬまま奮闘するセイバーに、“約束された勝利の剣”の一閃はあるのか——!?
    これは始まりに至る物語——。怒濤の四巻!

  • ランサー(;ー;)

  • こっそり征服王の伝記を立ち読みするウェイバーいいねw
    何やかんやライダーに諭されていくことで着実に成長しているであろうウェイバー。
    こういう、戦いを経て成長していく様は間違いなく主人公格。
    …まあ、周りは年長者ばかりでこれ以上伸びなさそうな方々ばかりってのもあるけど。

    英雄王との語りで何かが見えてきた綺礼。はてさてこの後2人はどう動くか気になるところ。

    それにしても…ランサーというクラスは不運というか、自害してしまう運命なのか。
    祈りも誇りも砕かれた分こっちの方が悲惨であるが。

    この結果をもたらした切嗣はほんと外道過ぎる訳だが、彼の持つ信念もまた間違っていると一概に切り捨てる事もできない。
    彼の長い長い「正義」感に関する語りは必見。

  • ランサーがあまりに不憫すぎる・・
    ウェイバーとライダーのコンビはいいな

  • 「神様は勇気とか希望とかいった人間賛歌が大好きだし、それと同じぐらいに血飛沫やら悲鳴やら絶望だって大好きなのさ。でなけりゃあ――生き物のハラワタが、あんなにも色鮮やかなわけがない。
     だから旦那、きっとこの世界は神様の愛に満ちてるよ」
    (P.14)

     ああ、間違いなく――この光だ。
     今でもなお憶えていた。鬼畜に堕ち、総身を悪徳にまみれさせてなお、あの日の記憶は色褪せることなく、心に刻まれたままだった。
     たとえその結末が、屈辱と憎悪に染められ、どんなに貶められていったとしても――過ぎし日の栄光だけは、誰に否定されることも、覆されることもなく、この胸の内にあったのだ。
    (P.154)

  • 段々聖杯戦争が逸脱の呈を。 脱落者もポツポツと。

  • 冒頭の龍之介の、神と人生について語る場面は、「こんな考えを持っているキャラだったのか」と、目を見張るものがあった。人を殺すと言う事について、登場人物達はそれぞれの形で実行している。セイバーは誇りのある決闘、龍之介は芸術としての表現、といった、殺人を殺人として扱わない事に気に入らないのだろう。切嗣の怒りは当然の様に思えた。ただ勝つためだけに行動し、いくらでも卑怯な事をしてきた切嗣に、深い意味で共感出来たのはこれが初めてかもしれない。
    生きた時代が全く違うのだから、より強い王が必要なのは分かる。だからこそ、どうしても相容れない部分というものがあるのも仕方ない。
    聖杯戦争も佳境に入り、ぞくぞくと脱落者が増えていきます。
    そして、ついに出ましたね。エクスカリバー。ここまでずっと溜めに溜めた展開で、ようやくスッとした気分。

  • キャスター脱落。
    龍之介がマスターに選ばれた理由がわからない。単純に悪の象徴なのか。それとも目的を持って人を殺す切嗣に対し、殺しそのものが快楽という目的である龍之介という対比の構造なのか。

    ランサー脱落。
    英雄の怨霊化が書きたかったのかな。

    切嗣の価値観が明らかに。
    この価値観が、最終巻の聖杯との間の問答に対する伏線か。

    F15切なすぎる。
    出てきた瞬間に笑ってしまった。あー、やられ役。しかもそのことを登場人物であるパイロット自らに語らせているし。メルセデスとか、VMAXとかの現代の機械は、伝説の宝具との対比の意味で描かれているのか。それともただ単に戦闘シーン等を絵的に美しくするためなのか。

  • ついに聖杯戦争から脱落者が出て話が動く。

    切嗣の立ち位置もはっきりし、セイバーとの亀裂が決定的に。
    個人的には切嗣の行動に共感できるものの、やっぱりランサーの最後はつらいものがある。

  • 第四次聖杯戦争,今回の三つの出来事は!

    キャスターが大怪獣を呼び出して
    セイバー,ランサー,ライダーが協力して叩きのめした!

    セイバーとランサーの戦いの横で切嗣が
    ケイネスに令呪を使わせランサーに自害させた!

    切嗣の最小限の被害で最大限の効果を得るためには
    どんな悪辣な事でもするという姿勢にセイバーがぶち切れた!


    そんな感じで.

    あとはアーチャーとの問答によって綺麗が自分の欲望に気付いたり
    監督役の神父が暗殺されたり
    アイリの体調がどんどん悪くなっていったりと
    まぁ他にもいろいろな出来事があったわけですけどねー.

    いやー,いいよ切嗣君.
    目的の為に手段を選ばない.
    そして最大多数の最大幸福を求める姿勢がまさに「正義の味方」じゃないか.

    5点あげちゃう.

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著者プロフィール

Nitroplus所属のシナリオライター。小説家。主な代表作は『Phantom PHANTOM OF INFERNO』『Fate/Zero』『白貌の伝道師』。

「2015年 『RPF レッドドラゴン 6 第六夜(下) 果ての果て』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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