- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061389083
感想・レビュー・書評
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アニメを見てから読んでます。キャスター陣営脱落、ギルと綺礼の談話、時臣と雁夜対決、ランサー陣営の末路。アニメも後半に入って脱落者がたくさん出たところなので読んでてつらかったです。とくにランサー陣営。さんすくみはほんとに悲惨だ。だれもが相手をちゃんと信頼できていないからこんなことになるんだ。それに引き換えキャスター陣営はお互いを尊敬していてすばらしいチームだった。綺礼は小説の方が葛藤がよく見えていいと思いました。そして切嗣の外道っぷりもすごいですね。どうしてこんなにランサー陣営ばかり悲惨な扱いなのか納得できませんが、おもしろかったです…綺礼が吹っ切れるまでたのしみです。そして雁夜おじさんがんばって生きて。
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感想
二重三重に錯綜する人とサーヴァントの意思。うまく書かれてるなぁ、と思う。 -
キャスターは、巨大モンスター「海魔」を召還し、冬木市を壊滅させようとします。セイバーたちは協力して海魔との戦いに当たります。
その戦いの中で、雁夜が時臣に戦いを挑み、敗れます。しかし、時臣の弟子であるはずの綺礼は、独断で雁夜の治療に当たり、彼をみずからの目的のために利用しようと考えます。
一方切嗣は、弟子の久宇舞弥(ひさう・まいや)に指示を出して、ケイオスの婚約者で、戦闘不能になったケイオスに代わってランサーの指揮を取っているソラウ・ヌァザレ・ソフィアリを誘拐させます。そうとは知らないセイバーは、正々堂々ランサーに戦いを挑みますが、その戦いの最中、ケイオスと接触した切嗣は、ソラウの身柄と引き換えに、ランサーに死を与えることに同意させます。ランサーは深い絶望を抱きながら消滅し、セイバーもマスターである切嗣への不信を募らせていきます。
切嗣と綺礼の権謀術数がいよいよ本格的に作動し始め、2人の決戦へ向けての期待も高まります。 -
9784061389083 2012・2・20 3刷
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彷徨う綺礼、遂に決着が付くキャスターとの戦い、そして切嗣の戦う意味。全てが交差し合い、絶妙な物語を生み出している。
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4巻は、キャスター討伐と、ランサー陣営敗退がハイライトでしょうか。
全体的に、Zeroはそれぞれの英霊たちの描写が良いですよね。
その英霊たちの矜持だったり、理想だったり、思想だったり、
そう云った物が凄く細やかに書かれていて、其々に感情移入してしまいます。
神童と謳われ、ロードエルメロイと呼ばれたケイネス先生の残念っぷりが…!
元はと云えばイスカンダルはケイネスに呼ばれるはずでしたが、
もしそうだったとしたら、こうまで酷く墜落する事も無かったでしょうし、
でも征服王としては窮屈でしょうね。
令呪でサーヴァントを自害させ、揚句自分の愛する婚約者も殺されるという、
嘗ての栄華とこの残念な末路とのギャップが、本当に容赦ない…!
龍之介は、無垢な悪…と云った印象でした。
キャスターも序盤に落ちたので、あまり目立った活躍は無かったですが、
神は人間を愛している…という所の話など、興味深い点もありました。
セイバーに対する好意の様なことを語るギルガメッシュを見ていると、
Stay nightの「手に入らないからこそ美しい物もある…」のシーンを思い起こします。
もう一度ゲームがやりたくなりました。