クレヨン王国 茶色の学校 PART2 (講談社青い鳥文庫)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061484658

感想・レビュー・書評

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  •  part1は特に、物語が動き出すまでが長かったが、秋の山の鮮やかな描写や茶色の学校の再開に奔走する玉絵と共に一気に加速して読了。キノコは苦手だが、実際にあるかどうかもわからないクレヨン王国特製キノコが入ったキノコ鍋がとても美味しそう。大団円へ向かうための効能入りというのも憎い。
     途中、玉絵が誘拐されて沖の孤島へ放置されるシーンはクレヨン王国っぽくなかったので驚いたが、ホルトダヌキとの共謀で犯人を誘き出す玉絵のタフさに安心。やっぱりこの世界観好きだ。

  • 茶色の学校の廃校を巡り、パイプ破損を切り札になんとかできないか悩むおたま(主人公)。
    古物商を呼んで学校の備品を売ろうとする校長。
    おたまが何者かに誘拐され、孤島の小屋で縛られる。などミステリー展開。

    終盤はミステリー小説の謎解きシーンのように、皆に振る舞われたきのこ鍋(クレヨン王国のきのこが入っており、正直に話したくなるきのこや、軽く酔っ払うきのこなどが入っていた)により、何人かから本音が漏れ、遂にパイプの破壊やおたまの誘拐まで指示を出していた犯人が名乗りでて告白し始める。

    おたまに変身できるホルトダヌキと協力して廃校されないよう奮闘する、そんな二人のやりとりにほっこりする。

    上巻は展開が遅く、上下巻に分けるほどではなかったのではないかと思ったが、下巻ではミステリー小説展開。

  • 壊れた水道管を見つけ、誰が犯人なのか、理由は何なのかという話になる。

  • たぬきがかんわぃー('-'*)

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著者プロフィール

名古屋市生まれ。早稲田大学文学部国文科卒業後文筆活動に入る。1956年 オール読み物新人賞受賞。1963年 モービル児童文学賞受賞。1964年 『クレヨン王国の十二か月』で第5回講談社児童文学新人賞受賞。1968年から1988年まで、自然に親しむ心をもった児童を育てる目的で学習塾を開く。
2012年逝去。主な著書に『クレヨン王国』シリーズ47タイトル、『静かに冬の物語』(以上すべて講談社刊)などがある。2012年逝去。

「2016年 『クレヨン王国黒の銀行(新装版) クレヨン王国ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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