りんご畑の特別列車 (講談社青い鳥文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061485044

感想・レビュー・書評

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  • この列車の行き先は、あなたがいちばん行きたい世界。
    いろんな世界に行けるらしいけど、ユキがたどりついたのは、魔法使いの世界だった・・・

    この本は、小学生の時、何度も何度も図書館で借りました。
    けれど、ぼんやりと覚えているもののタイトルを忘れてしまっていた本でした。
    ある時、本屋で何気なく児童書のコーナーに行ってふと手に取った瞬間に、
    「これだ!この本だ!!」と再会しました。
    あの再会できたときの衝撃的な嬉しさは、今でも忘れません。私の大切な本です。
    そして、私の魔法使いへの憧れや興味は、mixiネームの由来のオズの魔法使いよりもむしろ、こちらの方が強いきっかけとなってるのではないかと思います。
    柏葉幸子さんの本で他に有名というと、千と千尋の~の素になったという「霧のむこうのふしぎな町」があります。そちらも、面白いです。

  • 女の子がひょんな事から「メルクリウス」という魔法の世界に行って冒険するお話し。キャラクターや風景描写など、全編に柏葉幸子さんらしい優しい雰囲気が溢れています。
    複雑な伏線などはないけど、その分、物語世界にスッと入っていくことができ、楽しめた1冊でした。

  • 何度読んでも、今だにわくわくする物語です。読むたびに児童書の魅力に気づかされる作品です。

  • あまり覚えてないけど、小学生の頃、タイトルに惹かれて買って、ぞくわくしながら読んだ物語。

    開いて読み始めがとあるお化けアニメのワンシーンに似ていて、お化けの本!?買うんじゃなかったっ…と思いながらも結局ペラペラ読み進めた本。

    結局はお化けとは関係ないんだけど…、笑

  • いいなあ、と思う。異世界に少女が迷いこむ話、といえばそれだけだけど、雰囲気がやさしくて、そんな世界に迷い込めた少女がうらやましい。
    それにしても、パンの実食べたいなあ。

  • りんご畑も特別列車もほとんど関係なかった。導入部分だけじゃん。
    タイトルから想起される物語を期待しなければ、登場人物たちが何かしらのものを得ていて、いい話。

  • 小学生の頃、同じクラスの男の子が読んでいた本。
    男の子なのに赤い表紙の本なんて(失礼!)…と
    子供心に気になって読んでみれば
    不思議なファンタジーの世界へ電車で行ってしまう女の子の物語。

    不思議な食べ物や魔法がいっぱい!
    いまだにパンの実やチョコレンボの実がほしいなぁと思ってしまいます。

    2012/3 ついに手に入れました!

  • 読みたいと思い続けて十一年経ってしまった。


  • 自分の中で1、2を争う児童書!
    本当におもしろい。

    話に出てくる小物にいつもワクワクしてしまう。
    例えばパンの実!(名前間違っているかも・・)
    皮をむいたらパンが出てきて、中央にはバターが詰まっている。
    実が熟れていれば中のバターがとろけていて、皮はお湯を注げば紅茶になる。というもの。

  • 柏葉幸子さんの本。いつもの電車に乗っていたはずが、魔法の国にたどり着いてしまって経験する、不思議のお話。
    柏葉さんの魅力が、相も変わらずめいっぱいつまっている。けっこう好きだったな、という感覚しか、きちんとはおぼえていないけれど、不思議の鮮やかさは健在だったはず。また読み直してみたいなぁ。

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著者プロフィール

児童文学作家。岩手県生まれ。東北薬科大学卒業。大学在学中に講談社児童文学新人賞を受賞し、『霧のむこうのふしぎな町』でデビュー。ファンタジー作品を多く書き続けている。『牡丹さんの不思議な毎日』で産経児童出版文化賞大賞、『つづきの図書館』で小学館児童出版文化賞、『岬のマヨイガ』で野間児童文芸賞受賞、『帰命寺横町の夏』英語版でバチェルダー賞受賞など受賞歴多数。


「2023年 『トットちゃんの 15つぶの だいず』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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