- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061584532
作品紹介・あらすじ
本書は、日本独自の伝統芸道である茶の湯のしきたり、名物茶道具のいわれ、茶会の変遷、茶道の精神などについて、その概要を述べたものであります。しかし、むつかしい理論の証明や空虚な概念の叙述を避け、史上の人物、つまり、紹鴎・利休・遠州・足利義政・信長・秀吉らの逸話、人間などを中心に、茶道の礼法や茶道具の由緒について余り関心のない方々にも興味を持たれるように、工夫をこらしてお話しました。(著者「まえがき」より)
感想・レビュー・書評
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https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/18999詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
茶の湯の道の歴史 最後まで内容が濃い
また読み直して頭整理したい。
手元に置いておこう。 -
茶道歴3年以上の方にオススメの一冊です!やっぱり茶道は奥が深い!
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タイトル通り、茶道の歴史書です。鎌倉初期に中国から伝来し、和様化された茶の湯の道=「茶道」。室町時代の芸術家、能阿弥から現代までの歴史上の人物を中心に、それぞれの時代背景、ユーモアな小話を織り交ぜて茶道文化を筆者が語り口で綴っています。茶道を初めて数か月になりますが、歴史を知ることで、また理解が深まります。室町~江戸時代、そして近代を経て現在に伝わる日本文化の歴史書として、よい読み物だと思います。
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文字通り、茶道の歴史とその背景にある精神みたいなものを
研究家の方の講演を元に書籍化したもの。
とはいいつつ、発行年がだいぶ古いのですが
茶道の背景にある根底のものは変わっていないはず。
講演を書籍化したものはとても読みやすい。
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一つの流派に偏ることなく、茶道全般について広く深く学ぶことのできる本。特に武家手前の流派について書かれた本は少ないので、貴重な一冊といえます。古田織部、片桐石州、小堀遠州の三者の好みの違いを実戦経験の有無や役職、時代背景から読み解くユニークな考察には素人ながら納得してしまいました。