目薬αで殺菌します (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
3.43
  • (57)
  • (172)
  • (304)
  • (38)
  • (2)
本棚登録 : 1712
感想 : 173
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826120

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 面白い!好き!森さんの各シリーズではこの位置づけにあたる本が大体好き。転換期というか。
    Fを再読した直後だったので、島田さん…!と!
    仕掛けも好きです。
    あと、私も山吹さんだと思ってたよー!!

  • 今回は、これまでのGシリーズとはちょっと目指すところが違った、趣の違う感じでした。
    言うなれば、番外編的で、でありながら転換点的な位置づけかなと思う。

    事件としては、神戸・東京で劇物の入った目薬「α」が発見された、というもの。
    これまでの一連の事件と違って、謎の組織との直接的な関連が強調されていません。

    加部谷さんたちの周囲は、いろいろと変化しました。
    まず、加部谷垂涎の西之園萌絵はW大の准教授として東京へ。
    これまた加部谷の憧れの君・海月及介は他大学への転学希望。
    2大人物が那古野から離れる危機(?)です。

    探偵・赤柳さんは、だんだんと核心に近づきつつあるようです。
    “運動家”という人物(倉居三重子)も登場。何の運動家なのかは不明。
    そして、真賀田研究所にいた島田文子(「すべてはFになる」に登場)の姿がちらちらしました。

    あまり盛り上がらず、小さい波だった今回の「α」ですが、確実にシリーズの転換点だと思います。

    森博嗣のHP「浮遊工作室」の「近況報告」によれば、「Gシリーズ、第8、9、10、11、12話。このシリーズは全12作」とのこと。
    残り、5作です。

  • 再読。Gシリーズ第七弾。今回は今までのGシリーズとはちょっと毛色が違う感じはした。なんせ犀川先生も海月くんも普通に出てくるのに事件の解決には彼らは直接的には関係せず、表面だけを見るならば警察が殆ど事件を解決しているからだ。けれど犀川先生も海月くんもきっとわかっていたんだろうなぁ。今作で一番注目するのはやはり加部谷ちゃんと海月の関係についてだろう。加部谷ちゃんには是非とも幸せになってもらいたいものだ…。

  • なんだかすごく急展開だったような、実はまったく話が進んでないような・・・うーむ。

  • ああ、まさかこんな深見真調を見る日が来るなんて。想像もしていなかった、のに、のに...。

    そして加谷部ちゃん、森作品で初めてこんなにキュンキュン、どきどきしてしまいました。なのに...、ひどいよう!彼の真意とは...。
    ここまで来て、今後がどうなるのか、気になります。

  • 事件も登場人物の人間関係も進化してきた。ますます面白くなってきた〜。

  • んー!おもしろくなってきました。果たしてどういった道筋が描かれているのか…そして赤柳さん中々にグッジョブな方です笑
    しかし、目薬が怖くてさせなくなりそう苦笑

  • はぁ~い、読了☆
    いやはや…海月くん、恵美ちゃんが可哀相ではないか!!
    こんなにも海月くんのことを思っているのにっっ
    この野暮天!!!!
    犀川先生は答えてくれたんだぞっっ

    島田さんが出てきたのにはドキドキww
    森ファンにはうふふ~なキャラですねぇ
    結局、α事件の全貌についての解決が綺麗にはされてないけど、これはクライマックスへの序章ってことなのかな?
    次のβで赤柳さんの正体がわかるらしいし~~~!!!!
    もうめっちゃ楽しみ~~wwww
    早くβ読みたい!!

    次はいよいよβです
    恵美ちゃんと海月くんはこのまま終わるのか…
    終わらないよねぇ~
    楽しみだわん☆
    あ、東京の萌絵ちゃんと犀川先生の関係も気になります
    海月くんは萌絵ちゃんを追いかけて行くのかしら…
    もしかして萌絵ちゃんの血縁者?…なんてねぇ…

  • 一連の事件の意味が見えたようで大興奮するも、加部谷ちゃんの頑張りにひと際グっとくる。
    がんばれ、加部谷ちゃん。

    [ 事件メモ:商品名に " α " がつく目薬に劇薬混入 ]

  • Gシリーズ七作目。
    Xシリーズの前に読んでたら多分萌絵の変貌っぷりに面食らってたと思う。
    前回に続いて一作品の中で起こる単体の事件それ自体はもうおまけみたいなもん。
    加部谷はなんだかんだいってかわいい。
    ジグβに期待。

著者プロフィール

工学博士。1996年『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞しデビュー。怜悧で知的な作風で人気を博する。「S&Mシリーズ」「Vシリーズ」(ともに講談社文庫)などのミステリィのほか「Wシリーズ」(講談社タイガ)や『スカイ・クロラ』(中公文庫)などのSF作品、エッセィ、新書も多数刊行。

「2023年 『馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森博嗣の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
伊坂 幸太郎
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×