シュークリーム・パニック ―生チョコレート― (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061828964

作品紹介・あらすじ

「兄ちゃん――金、欲しいないか?」人生大逆転を狙って、場外馬券売り場で見知らぬおっさんが持ち掛けてきた、1人あたり1億円ゲットの銀行強盗計画に参加することにした僕。しかし、その計画は綿密なようでどこかがおかしい。僕の人生は、どうなる!?――スリルと笑いが溢れ出す「現金強奪作戦!(但し現地集合)」ほか2編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 中編+短編二作を収録した作品集。
    三話それぞれ面白かったです。だけど、タイトルのシュークリームがどの話にも繋がらない…何だろう?
    そして姉妹版作品も出ているみたいだけど 、シリーズものでもなかろうに、どういう事だろう?
    内容さておき、そこら辺が一番の謎。笑

  • 表紙でどんなものかとつい(タイトル関係ない)…短編二つと中編一つ。「夏の〜」がこの中では好きかな。ミステリーというか青春モノっぽく読んだ。

  • 一行目:「兄ちゃん、金、欲しないか?」
    倉知淳って、学園モノとか日常の謎系のイメージが勝手にある。だから、その先入観で今回は戸惑った。(表紙もいつもの感じだった)
    冒頭の現金強奪作戦には学生が出てこないし、強運の男、はちょっとシュールで大人向き。夏の終わり~、の最後の一編でようやくそうそうこんな感じ、と。

  • ノンシリーズ中短編3つ。
    『〜Wクリーム』よりこちらの方がよかったが、やはり冗長な部分が気になるので全部もう少し刈り込んで1冊にまとめてほしかったと思う。
    ベストはコミカルな銀行強盗の話「現金強奪作戦!(但し現地集合)」。高校生の映画制作を描いた青春ドラマ「夏の終わりと僕らの影と」はミステリとしてはどうかと思うが、爽やかでよかった。

  • ジャケットに一目惚れして借りましたが、タイトルは全然関係ないのですね。ライトなミステリー短編集でした。個人的には「強運の男」が一番ハラハラして面白かったです。
    全体的に可もなく不可もなく、軽く読めるので時間潰しにいいです。

  • 題名に惹かれて読んだのだけど
    シュークリームは出てこない
    どうして、こんな題名にしたのか、わからない

  • ライト感覚のミステリ短編、中編集

    3編ともテイストが違って
    それぞれ味わいがあります。

    しかし、この甘ったるいタイトルと、ラノベ風な表紙は。。。(笑)

  • 各編に共通の世界観でもあればもっと良かったが、普通にさらりと楽しめる。逆に辛く言えば筆者らしさに欠けると言えなくも無いが。
    3作目の甘酸っぱいこと、誰も不幸にならなくて良かった。6.0

  • あっさり。

  • ポップなイラストと可愛らしいタイトルに騙され、初めて倉知淳を読んでみた。中身はがっつりミステリーで読みごたえがある。『現金強奪作戦!(但し現地集合)』がお気に入り。クスッと笑えるのにかなり綿密に練られた構成。すっかりやられた。

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著者プロフィール

一九六二年静岡県生まれ。日本大学藝術学部卒。九三年「競作 五十円玉二十枚の謎」に応募し、若竹賞を受賞、九四年『日曜の夜は出たくない』で本格的に作家デビュー。二〇〇一年『壺中の天国』で第一回本格ミステリ大賞を受賞。著書に『星降り山荘の殺人』『片桐大三郎とXYZの悲劇』『皇帝と拳銃と』『豆腐の角に頭ぶつけて死んでしまえ事件』『月下美人を待つ庭で猫丸先輩の妄言』などがある。

「2021年 『作家の人たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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