企業参謀 (講談社文庫)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061836303

感想・レビュー・書評

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  • とにかく自分には難しかった。評価を見ても分かるように、理解できる方には良書なのだと思います。時代の古さ、当時の著者の若さ(32歳!)を差し引いても、現代にも使える手法だと感じる。ただ、フレームワークを学ぶのであれば、もっと分かりやすい書籍が出ている。

  • あの大前研一がマッキンゼーに入ってすぐに書いた本。
    「自分も20代後半にはこれくらいにはなっていたい」みたいな目標になるよね。

    内容は経営戦略の話。
    経営において(俺は世の中すべてのことに通じることだと思うけど)の思考法は
    ①目標を定める
    ②合理的な戦略を練る
    ③実行する
    の三段階からなり、そのうち②に関して具体的に述べている本。

    しかもただ具体的な経営のやり方を述べているだけじゃない。
    頭の使い方そのものにも言及しているので、実際にいろんな場面で役に立ちそう。

    経営系の本では、これがはじめてのものとなるので、この本に続けて何冊かを読んで、知識をある程度定着させたいね。

  • 1985年に出版されたとは思えないくらい、今もなお価値が詰まった本。

    「戦略的思考」の重要性と方法を多くの例や図を用いて紹介してくれている。ちょっと文章が固いけど、きっとこれが大前さんらしさなんでしょう。

    「企業参謀」という題名どおり、企業の経営企画などといった戦略を策定する人達にとっては必読書であると感じる。
    もちろん、理論だけでは実践まで落としこめないこともあるだろうが、知識という層を形成する上で非常に魅力的な一冊であった。

  • さまざまなことに不確実性を増している現在において、戦略的思考をより鍛えておく必要があると思わされる。25年前に書かれたということで、取り上げている例などはやや古い印象は否めないが、戦略的思考に関する本質的なものは多分に現在に通じており、著者の見識の深さを改めて思い知らされる1冊。要再読。

  • 古くて読みにくい。(今の自分にあまり意味のある内容でないからかもしれないが。)

    一つとても印象に残った内容があった。今の日本にはこんな考え方はなくなってしまったのかもしれない。世の中のコストカット=人員削減と考えている経営者達に読んでもらいたい。仕事作る方が人を切るより断然ハードルが高いんだろうけど、こういう考え方も必要だと思う。

    「石油危機以降の不況に突入したある大企業の真剣な計算では、今後じつに27%もの人間が不要となるであろう、ということであった。2万人を解雇する方法を見つけようとする前に、2万人を食わしていける方法を見出そうという発想はじつに日本的戦略的ギャップのとらえ方で、きわめて高く評価されるべき経営姿勢であろう。
    もし、戦力的思考家の唯一の命題が、つねに「プロフィット最大」ということであれば、なんのために高度の分析力と思考・推察力を平素から養っておくのか、むなしくなってしまうだろう。」

  • 第四章を覚えておこう。
    前半は具体例。

  • 色あせない経営のベストセラーという事で読んではみましたが、とにかく読みにくい。日本語として破たんしているのでは?という部分が多分にあります。これは、編集の失敗でしょうか・・?

    自分の本棚には残しておかない本ですね。発売当時には新鮮な内容だったかもしれませんが、現代に至って本書をバイブル扱いする必要性を感じません。

  • 経営コンサルの考え方、手法を噛み砕いたような本。

    経営的決定を行う時にどのような手法で分析し、どのように立案するのか、について述べている。

    架空の案件を想定し、具体的な(数値は適当と書いてあるが)シミュレーションを行っているのもわかりやすい。

    今まで読んだ本では、このように具体的な戦略の立案段階まで触れている本は読んでいなかったので参考になった。

    やや古く、本書中の時事ネタはもはや何の話題かわからないが、戦略立案という観点からは一読する価値はある本。

  • 2011年1月24日

    再読の必要あり。
    きっと一つ一つの専門用語や体験を理解してから読むと、
    もっとためになる。再読。

  • やっぱり少し古いか。若くて堅い印象。基本的な考え方は今でも十分通用しますが、今となってはっと応用=アクションへのドライブのある文章は多くありますね。根っこがぶれてないのはさすが

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著者プロフィール

1943年、福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学大学院原子力工学科で博士号を取得。(株)日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。 以来ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を務める。現在はビジネス・ブレークスルー大学学長を務めるとともに、世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして活躍のかたわら、グローバルな視点と大胆な発想で、活発な提言を行っている。

「2018年 『勝ち組企業の「ビジネスモデル」大全 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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