マッキンリーに死す―植村直己の栄光と修羅 (講談社文庫)

著者 : 長尾三郎
  • 講談社 (1989年5月発売)
3.79
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061844384

マッキンリーに死す―植村直己の栄光と修羅 (講談社文庫)の感想・レビュー・書評

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  •  日本を代表する登山家・冒険家を綴った作品だ。1986年ノンフィクション賞受賞作をした作品である。
     植村は、エベレスト、北極横断、そしてマッキンリーの単独登頂という偉業を成し遂げた。
     カメラマンを載せたセスナ機に向かって手を振る遭難した植村氏と、翌日、散乱する荷物をテレビの映像があった。私が子供の頃のことだ。青い空と白い山、確かに一人の男が存在していたのだ。

  • 1982年2月、いよいよ夢の南極大陸三000キロの犬橇単独行と、南極最高峰ビンソン・マシフ登頂に向けて日本を出発、サンマルチン基地に十一カ月滞在し越冬生活を送るが、イギリスとアルゼンチンの間でフォークランド紛争が勃発し南極を断念、大きな衝撃を受け失意の帰国。
    その後支えてくれたスポンサーの経費を回収しなければならず、全国を講演しながら回る日々が続き、南極の夢を捨てきれないまま、1984年マッキンリー冬期単独登頂に挑み、成功したものの、そのまま帰ることはなかった。
    植村さんの冒険がすべて詰まった本、86年講談社ノンフィクション賞受賞作品!

  • 長尾三郎の『死す』三部作の一つ。

    植村直己の生涯を追ったドキュメンタリー。
    初めてこの本を読んだのは大学1年のときだった。

    日本人で初めてのエベレストサミッターであり、世界で最初の五大陸最高峰制覇者。
    すべての冒険を成功させてきた植村だが、冬のエベレストや南極大陸横断から失敗が続く。

    そして、厳冬期のマッキンリー単独登山に挑戦する。
    43歳の誕生日に登頂に成功するも、そこから消息を絶ってしまった。
    世界の人々に愛されて来た植村の半生、素顔が良くわかる一冊。

    86年講談社ノンフィクション賞受賞作です。

  • 世界初の5大陸最高峰登頂や北極点やグリーンランド単独行に成功し、43歳で厳冬のマッキンリーに姿を消した、植村直己の栄光と挫折。
    手記や手紙、家族や知人や仲間からの取材によって世界的冒険家植村直己の素顔に迫るノンフィクション。
    壮大な夢とロマン。タフな冒険の世界でしか生きられなかった、人間、植村直己のコンプレックスや弱さや苦悩も書かれていて興味深い。
    奥さんとの出会いから結婚のくだりはとてもほほえましく、そのエピソードからはとてもシャイで優しい一面も。
    植村さんの冒険が、現代においても世界的に評価が高いのは、基本的に単独行だったからではないかと思います。

  • 春や秋に、バーベキューに行ったときに、1冊持っていって、食後にひと遊びして、その後、ボーっとしながら、読んでみてみたら、人生観が広がるのではないでしょうか。

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