ただの私 (講談社文庫)

制作 : 飯村 隆彦 
  • 講談社
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感想 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061847507

感想・レビュー・書評

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  • オノヨーコも憧れる女性のひとり

  • 高校入ってすぐ読んだ。
    とりつかれた。
    フェミニストだとじぶんを思った。
    かわいそうな女のじぶんは、ふふん、と言ってどっかいった。


  • この人の強さに圧倒!

  • オノ・ヨーコ!初めてフェミニズムってものに触れた気がします。結構足下からひっくり返されるようなことがたくさん書いてあり面白かったです。

  • こんなにフェミニストな方だったとは驚き!単純に男性好きな人だと思っていたので。男性のことを完全にバカ扱いしていて笑える。ただやはり変わった人すぎてあまりリスペクトはできない。

  • おもしろかった。
    さすがジョンレノンを振り向かせた女性。
    既存社会の当たり前とされるもの、特には男性上位という概念に疑問を抱いて、
    女性が頭が悪いとか、上位の役職につけないのは先天的な能力の差ではなく、
    「女らしさ」「あるべき論」の中での枠組みによって制限されているに過ぎないと考えた。
    彼女がジョンレノンやビートルズを壊したと批判されることもあるけど、
    それはある意味ではジョンとヨーコの男性本位社会への挑戦だったのかもしれない。
    だからジョンはヨーコを信じ、サポートに従事したんだと思う。
    ビートルズを壊すくらいに自分が感化される才能をヨーコは持っているんだとジョンは考えたんだと思う。
    何に対しても盲目的になるのはよくない。常に批判的な眼で世の中を見ていこうと思った。
    「自分のカラダを縛っている偏見を一つずつほどいていこうと実行し、行動した」
    「私は感情で生きている。理性で自分の生き方を方向付けようと考えても感情が納得しない限り満足できない」
    「未来がどうなるかは、現在のわれわれが未来をどうやって念願するかということに関わって来る」
    「どんなに自信があっても自信は壊れるし、それからまた全然才能がないような人でも責任ある地位に置かれたりすると、けっこうそういう人になる」
    「生きるということは結局自分を愛するということ。自分を愛せなかったら生きないということ。自己愛というものが他人愛に繋がるというのは、自と他というのはそんな区別がないということ。他というのはあくまで自己のイメージ」
    「自分の行動を人がどういう風に思うかは予期できない。もし自分の行動を人がどういうふうに思うか、受け取るかということで規定していくと、それは困難。ギャンブル。それならば自分の考えで生きていくのが賢明。」

  • ロシア・アヴァンギャルド展を見に行って、帰りのミュージアムショップで、どうしても欲しくなって買ってしまった。普通だったら、展示に関係ある作品集とか買うんだと思うんだけど、そこを我慢してオノヨーコを買っちゃうのって、他の人から見たら不思議かもしんない。やっぱり、Ocean Child、っていう同じ名前だから、なんとなくオノヨーコって気になってしまう。ジョンとヨーコの映画を見たときから、どこかで私は、私にとってのジョンを探している部分があるのだ。それで、ジョンを失った後の彼女の気持ちを思うと、すごく切ない。きっと、世界の空気が変わっちゃうと思う。想像すると、泣きたくなる。ジョンの音楽を最近よく聴く。ジョンは死んでしまったのに、なんだか普通に生きている気がしてくる。切なさが増す。例えば、誰かが、ジョンとヨーコはクレイジーだって言うかもしれないけど、私は全然そう思わない。理想なひとつの在り方だ。
    この本を読んで、ヨーコって人が、すごく魅力的に思えた。たぶん、私自身にも、名前以外でも通じるところがほんの少しはある気がしていて(こんなことを言ったら、オノヨーコに失礼かもしれないけど)、例えばフェミニズム的な考え方とかは。私にとってはオノヨーコって、やっぱすごく魅力的だ。彼女のようになりたい部分がある。

  • あたしはあたしでいいのだと
    思うことを許してくれる

  • 2008.5.20読了。

  • ジョンが愛した女性は、ものすごく大きなパワーを持っていました。

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著者プロフィール

アーティスト、政治活動家。数々のアヴァンギャルド・アート、音楽、映画の作品で知られる。著作には『グレープフルーツ』、『見えない花』などがある。

「2015年 『どんぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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