異邦の騎士 (講談社文庫 し 26-6)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061850446

感想・レビュー・書評

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  • すごく引き込まれるというか、騙されるというか。ミステリとしてはよく出来た作品だなあと思いました。(上から目線だな!)
    ただ、こんな計画を実行するような人物を作り出した、島田荘司は、なんて悪魔的なひとなのだろう・・・
    あと御手洗氏が榎木津様とかぶってしまうのは、私が榎木津信者だからだろうか。

  • (メモ:高等部1年のときに読了。)

  • 最後の結末には驚かされました 。

    ただ御手洗のキャラ設定というか、あんまり他人に干渉しないかとおもってたのに、最後しかもほとんど関わってない事件をあっさり解き過ぎに感じた。

    でも、こんなことを思いつくのはすごいとおもったので、4つ☆

  • 今日読み直したけど、楽しめた。
    何度読んでも楽しめるとか天才だろ。
    地の文章が本当に面白いんだ。

    島田もあとがきで書いてるけど、習作として書いた1作目だけあって後のバカミステリーのような驚きなトリックは無く全然強烈でも派手でもないし、
    最近多い小話も何もない一本のストーリーだけど、
    本当に面白い。
    論述っちゃー論述トリックかな?
    でもそんなトリックとかよりも内容が上手い。

    そして御手洗。

    御手洗は良いキャラだ。
    本当にこの頃の御手洗は島田も書いてたけど、悩んでる自分を笑い飛ばして元気をくれるタイプの良いキャラだと思う。
    基本ネガティブで卑屈で石岡君タイプな私は本当に御手洗は良いと思う。
    こんな人が傍にいたらどんなに楽かと思う。

    最近の御手洗ときたらやれ研究だの講義だので、
    「なんだね僕は忙しいんだよそれはこの僕の貴重な時間を割くほどのことなのかい?!あぁもうなんでそんな簡単な事が分からないんだい石岡君!じゃあ後でFAX送っておくから読んでおいてくれたまえ!」とキリキリカリカリしちゃってるけど、
    そんなの御手洗じゃない。
    どうした御手洗。
    大学だの研究室だのという枠組みの中に捕らわれてストレスが溜まってるのか。
    早く日本に帰ってきてニートすれすれなゆとりのある生活に戻って、
    元の自分を取り戻してくれ。本当にたのむ。

    と、いう事で、御手洗ファンとしてはぜひ読んで欲しいが、
    出来ればこれは1冊目に読んで欲しくない。
    そんな作品。

    一番メインのオチに関しては読むまで騙されてました。素晴らしい。感動した。

  • 御手洗潔シリーズ

    公園で目が覚めたら記憶を失っていた男。偶然であった石川良子という女性と暮らしはじめ石川敬介と名乗り仕事も始める。ある日立ち寄った占い屋で出会った御手洗潔。良子が隠し持っていた敬介の免許。免許に書かれているの住所に行くのをためらう敬介。突然荒れ始めた良子の生活。元の住所で起きた女性の自殺事件。女性の手記と敬介gq書いた復讐のための日記。サラ金の社長を狙う敬介。敬介が巻き込まれた大きな陰謀。記憶喪失の青年を救う御手洗。

  • 中々キャラの濃い、御手洗潔って探偵が出てきた。
    やたら手の込んだ騙しをしていた。
    その労力、地球の為に使おう。

  • 完全改訂版が気になるので、そちらを読む前に復習のための再読。
    あぁ、この時の彼はなんて男らしかったのだろう…。
    御手洗さんも奇人振りが際立ってて素敵だったわぁ…。

  • 巷に溢れる爽やか青春小説とは一味違う、清濁併せ持つひとつの遅い青春。
    島田荘司さんは昔からすごいなあ。

  • し-26-6

  • 御手洗潔シリーズ。
    高校の時に塾の先生にすすめられて読んだ。

    ミステリの傑作!

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著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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