単位物語 (講談社文庫 し 31-9)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061858213

感想・レビュー・書評

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  • イカを数えるくだりでベタなのに不覚にもわろた。

  • 単位をテーマにしたエッセイなのだけれど、そんな説明ではこの本の面白さが伝わらない。温度、長さ、速さ、電気、様々な単位の説明をしながら、うまくそれと関わった短い物語を挟みつつ、「これが難しいのである。」とかなんとか、単位に対してぼやいたりもする。

    純粋に、清水さんの語り口の面白さ。
    というよりは、清水さんが面白いと感じることへの面白さ。
    単位の奥深さ、単位そのものについての興味。
    そういう色んな要素で成り立っている、大変面白いエッセイだった。

    地球の円周を4万等分したのが1m。へぇ。
    摂氏と華氏の違い。決められ方。へぇへぇ。
    電気ってなんかよくわからない。へぇへぇへぇ。

  • 普段は深く意識しない単位について,実生活に即した説明をしつつ,それに纏わる短編で構成された本.割と古い本ですが,著者が勉強された過程も分かってそれが此方の理解にも繋がります.懐かしい単位も.

  • 面白かったし、勉強になりました
    今話題の放射能のことについてもかいてありました
    これを書いたときはまだシーベルトではなかったんですね

    物理っぽい
    勉強したくなりました。楽しそう

  • 私は、単位というものは数値を分かりやすく解釈するための座標にすぎず、それ自体には意味が無いと思っていた。

    しかし、この本のように単位一つ一つの成り立ちから意味を求めてみると、色々と素朴な面があって面白い
    と思った。

  • 意味を知っている単位も知らない単位も、こうして一同に並べて見てみると本当に面白いです。とても勉強になる気がします。試験には役に立たないと思いますけどね…。

  • 息抜き読書に最適。

  • 日常で普通に使われている様々な「単位」の解説をしながら、単位をモチーフにした小文が綴られるユニークな一冊。SF作家の顔も持つ著者が、ユーモアと笑いに隠れた科学の面白さ掘り出している。--- 2008.09.13

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著者プロフィール

1947年愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部国語学科卒業。1981年『昭和御前試合』でデビュー。1986年『蕎麦ときしめん』が話題となり、独自のパスティーシュ文学を確立する。1988年『国語入試問題必勝法』で第9回吉川英治文学新人賞を受賞。2009年、名古屋文化の神髄紹介とユーモアあふれる作風により第62回中日文化賞受賞。『永遠のジャック&ベティ』『金鯱の夢』『虚構市立不条理中学校』『朦朧戦記』等著書多数。また西原理恵子との共著として『おもしろくても理科』『どうころんでも社会科』『いやでも楽しめる算数』『はじめてわかる国語』などがある。

「2021年 『MONEY 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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