豊臣秀吉(1) (山岡荘八歴史文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 205
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061950153

作品紹介・あらすじ

尾張中村の鼻たれ小僧日吉は負けん気の強い暴れん坊。だが心やさしく頭もきれる。百年うち続く戦乱に奪われ焼かれ、犯され殺される庶民の地獄絵を見て、戦いのない日本を作ろうと大志をいだく。自ら元服して木下藤吉郎と名乗り、諸国修業の旅に出た彼を待ちうける難関の数々。痛快!天下取り物語の始まり。

感想・レビュー・書評

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  • 豊臣秀吉の少年期が描かれている。秀吉の少年期はこれといった史実がないらしく、これもまたほぼすべて創作であろうが、幼少期よりの天才でもなく、さりとて凡俗でもない秀吉が失敗しくじけながらも確実に一歩ずつ進んでいく様子が好ましい。
    少し成功しては調子乗りの地が出てホラを吹き己を困らせるのも愛嬌がある。
    ひょんなことから細作(密偵)となり、旅に出た先でまたロマンスというお約束の展開も楽しい。

  • 山岡荘八氏の豊臣秀吉。歴史とは、数少ない文献などから、現代の我々が思いを馳せるところにロマンがあります。山岡版の太閤記は、実に面白い。
    第1巻は、日吉と呼ばれた幼少期、数々の奉公先を経験し、天下をとるべく、新しい知識を得て、経験、修行を重ねる。蜂須賀家での2年間の武芸修行を経て、自ら、木下藤吉郎と名乗り、天下をとるべく旅に出かける。16才であった。細作のお春と出会い、夫婦のように装って、今川の松下嘉平次のもとでの武家奉公が始まる。ひょんなことから、甲州の武田晴信のもとへ行くことになる。

  • 織田信長に続き、豊臣秀吉を読みました。
    レビューは最終巻で。

  • 2016/7/28

  • テンポが良くて面白かった。

  • 「露とおき露と消えぬるわが身かな浪花のことも夢のまた夢」秀吉62歳の生涯を描いた作品。読みやすく、太閤秀吉を知る上での必修科目。

  • 秀吉の幼少期から始まっており、史実かどうかはともかく、成長する様が垣間見られて、ロールプレイング的な面白さがある。秀吉の運が強いだの何だのというのが気になるけど、まあ過去を描くとこうなりがちか。

  • 【15/150】織田信長に続き、豊臣秀吉を読み始めた。1巻目は幼少の頃の話が中心だが、ちょっとどうなんだろ、作りすぎじゃないの?と感じざるをえないので、星2つ。

  • 昨日の夜に一気に読んでしまいました。
    賞味3時間半くらいかな。

    とくに特筆することもないであろう山岡荘八シリーズの豊臣秀吉。

  • 秀吉全8巻、ゆっくりと読むことにしている
    この時代、どうしてこんなにも先を読む力が備わっているのか
    あまりにもその洞察力、先見性に自らと比較しなすすべもない

    だからこそ天下を取ることができたのか
    それにしても敬服の一言

    秀吉を取り巻く堺商人たちのしたたかさも
    大いに勉強になる

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著者プロフィール

明治四十年(1907年)新潟県に生まれる。十四歳で上京し、博文館印刷所に文選工として働く。長谷川伸に師事、山岡荘八の筆名を用いる。昭和二十五年(1950年)より、北海道新聞に『徳川家康』を連載開始。昭和二十八年(1953年)単行本の刊行が始まり、ベストセラーとなる、『徳川家康』により、第二回吉川英治文学賞を受賞。以後、歴史小説を中心に創作する。昭和五十三年(1978年)七十一歳で亡くなる。

「2023年 『水戸黄門 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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