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- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061962804
作品紹介・あらすじ
日々のささやかな移ろいの中で、眼にした草花、小鳥、樹木、そして井伏鱒二、木山捷平、庄野潤三、西条八十、チェホフら親しんだ先輩、知己たちについてのこの上ない鮮やかな素描。端正、精妙な、香り高い文章で綴られた自然と人をめぐる、比類なく優しい独得のユーモアに満ちた秀抜なエッセイ。
感想・レビュー・書評
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中学生の教科書で読んだ。
面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何だろう、この圧倒的な感じ。普通のことをごく普通に書いているのに、とてもかなわないと思わせる文章。またひとり、平伏したくなる文筆家に出会ってしまったという快い敗北感。とことん読んでみたい。
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10年ぶりくらいの再読。白っぽい武蔵野の風景が眼に浮かぶ。何かものを考えるにはぼんやりする時間を作らないとな、と思った。
「白と黒の猫」を書いたころを振り返る随筆に胸がふさがった。10年前のことであっても、悲しい記憶はほろ苦さを伴う。終わったことがいつまでも苦いのはどうしてなんだろう。そこに生きていく上での効能/意味はあるんだろうか。 -
どれもいいが、特にロンドンを描いた作品群が素晴らしい。
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