もぐら随筆 (講談社文芸文庫)

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  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061984431

感想・レビュー・書評

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  • まあ、読んでて特段面白いものではないですねぇ…つげ義春先生の漫画に出てきた作家さんですから読んでみたものの…うーん…といった感じ。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    この著者の小説も読んでみたんですけれども、まさに私小説!といった感じでユーモアだとかまあ、面白みはあまり無いのでした…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    それが私小説だ!と言われれば何も言えないのですが…けれどもまあ、著者は僕が生まれた年に死んだらしいのでまあ、”昔の人”なわけですよね。当時の日本の風俗とかについて大いに語っていて、そこは興味深く読めました。

    あとはまあ…特に記述するべきことはないですねぇ…さようなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 時系列が前後するので、川崎長太郎のいくつかの作品を読んでから読むのがいいと思う本。
    どこか、阿部昭と根っこが似ている、そんな気もするが(文体は全然違う、何か根本が、というところ。)軍人の父が見た戦前戦後が、阿部昭には何か…何といっていいか分からないけれど、そこに何か夜があるんだけれど、川崎長太郎はそこの差がない。淡々と、自分の人生を歩いた印象だ。一応小笠原に行ったけれど、川崎長太郎には国家のことや世間のことは文章に記すほどの影響や思うことはなかったのだろう。
    でもだからこそ、一個人の人生の流れを見せつけられて、ゆっくり死んでいく感触が脳に残った。

  • 2012/5/28購入

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著者プロフィール

川崎長太郎(1901.11.26~1985.11.6) 小説家。神奈川県生まれ。小田原中学を中退して、家業の魚商につく傍ら、同郷の民衆詩人福田正夫に師事、左翼的作品を発表。1920年頃より上京、帰郷を繰り返す。繰り返す。23年、萩原恭次郎、、岡本潤らと「赤と黒」創刊。震災後アナーキズム運動から離れ、25年、徳田秋声の推挽で「無題」を発表、文壇デビュー作となる。私小説家を目指すが、不遇な時代が続く。38年、永住の覚悟で帰郷、実家の物置小屋に棲み、創作に専念。54年、娼婦たちとの関わりを描いた『抹香町』で長太郎ブームが起きる。62年、結婚。私小説一筋の生涯を貫いた。著書に『裸木』『浮草』『女のいる自画像』『女のいる暦』『忍び草』『幾歳月』『淡雪』『夕映え』『老残/死に近く 川崎長太郎老境小説集』『泡/裸木 川崎長太郎花街小説集』など多数。

「2015年 『ひかげの宿/山桜 川崎長太郎「抹香町」小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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