フォレスト・ガンプ

著者 : ウィンストン・グルーム 小川敏子

• 講談社 (1994年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[静香さんの感想 · 2012年1月3日]

父から借りた本。

自分の心に素直に生きるフォレスト・ガンプの人生喜劇。

全体の印象としては主人公フォレストは、色々な仕事や人生を経験し人の意見にやや流される形で物語が描かれている。

彼は知能が低く周りから疎まれながら生きている。
…がその部分の描写は影のように描かれているわけではなく、それを踏み台にして彼の人生を喜劇のように楽しく微笑ましく描かれている。

彼は純粋でありながらも目まぐるしく展開する彼の人生の中で、この本を読む限り３つの約束を守っている。
母を慈しむ。愛する女性を気にかける。
そして友を信じる。
この友を信じたばかりにいつも様々な問題を引き起こすのだが、まったく傷つくどころかまたそこからバネのように這い上がり新たな人生の１ページをつくる。

純粋に人を信じるからこそ彼は常に潔く堂々として居続ける。
そのフォレスト・ガンプの良さがこの小説の中で彩り、ただの喜劇ではなくアメリカで勇気を与え続ける本の由縁になったのだと改めて感じました。

[notebookさんの感想 · 2011年8月5日]

総合的に面白い本。
面白さは、フォレストの純粋さ・子供の視点から見た曇りのない単直な思い・素直さ・正義感が伝わってきたから。
息抜きとして読める本。

[yyy333さんの感想 · 2011年1月2日]

映画とは大分筋が異なるが、こちらの方が良い。

[千秋さんの感想 · 2009年10月14日]

大好きな映画の原作

[霞ひのゆさんの感想 · 2008年8月23日]

はぁぁ……。また充実した時間を送れた気がする！
久々に読み終わった後に抱きしめたくなる本でした。前にそう言ったのはアレックス・シアラーの本だったかしら。
この作品がなぜヒットしたのかよくわかったよ。今まで手に取らなかったのが悔やまれるぐらい！
映画も見たことがないんですよねぇ。
主演トム・ハンクスなのに…表紙に居たのに気付かなかった(笑)カバーかけて読むもんだからさ！
でも彼ならフォレストのイメージにぴったり。思わず「キャスト・アウェイ」で無人島に住む彼の姿が思い浮かんだなぁ。

本の内容は、主人公フォレスト・ガンプの、波乱に満ちた半生を描いた物語でした。
フォレストは、知能指数70という世間的には５〜１０歳ぐらいの頭脳しかないと言われながら、一部ではとんでもなく卓越した才能を発揮し、そのたびに周囲の人間を奮い立たせてはガッカリさせ、時には戦争に行って爆弾を運び、時には自ら愚かな行いに飛び込み、それでも懸命に人を信じて、あくまでも正直に生きた人でした。
とんでもない展開にハラハラさせられ、フォレストの優しさにホッとさせられ、なんだか走るフォレストを追っかけてるみたいに疲れたんですけど、心地のいい疲れ方です。

フォレストの語り口はユニークでやさしくて、きっと途中で本を閉じるのをためらいたくなりますよ。
ある程度時間を作って、おいしいお茶をそばに、ゆっくり読んで欲しい物語かな。
いや、でも疲れても忙しく働き回る人にこそ、フォレストが必要なのかも。

心の底から出会ってよかったと思える。
ため息が出た。

[chie☆さんの感想 · 2008年7月23日]

読み出したら止まらない！

[fooさんの感想 · 2008年7月9日]

トム・ハンクス主演の映画の方は何度も見ましたが、原作は初めて読みました。エピソードは映画とだいぶ違うのですが、フォレストの真摯な生き方が胸にグッと迫ってきます。思惑や、言外の意味など関係ない、まっすぐなフォレストの行き方に共感を覚えた人は当時も多かったと思います。ここまで実際にうまくいくことはないと思うけど、それでも、人生について深く考えさせられる話でした。

[ひとみさんの感想 · 2008年5月10日]

１９９４年の作品？今さらながら読んでみた。確か映画のサブタイトルに『一期一会』って付いてて、ちょっと引いたから避けてたｗユーモアがあって結構面白かったから映画のほうも観てみようかな。それに続きもあるみたいだからそれも読みたいと思う。

[*naomin*さんの感想 · 2008年4月27日]

映画だといろんなとこが端折られてて残念。
本の方が波乱万丈でおもしろい！

[Hiroshiさんの感想 · 2008年4月7日]

名優トム・ハンクスがオスカーを獲得した映画の原作。