- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062085526
作品紹介・あらすじ
雅子、43歳、主婦。弁当工場の夜勤パート。彼女は、なぜパート仲間が殺した夫の死体をバラバラにして捨てたのか?自由への出口か、破滅への扉か?四人の女たちが突っ走る荒涼たる魂の遍路。魂を揺さぶる書下ろし犯罪小説。
感想・レビュー・書評
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小学生?頃に家族みんなでドラマを見た。
死体を切断して運んだシーンが衝撃だった。
あと、福山の歌も印象に残っていた。
大人になって、この本のタイトルを見て、
あのドラマだ!とすぐに分かった。
重いけど苦しいけど、ずいずい読んでしまった。
覚えてるのはここまで詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
弁当工場の夜勤で働く主婦たちが堕ちていく様がすごい。
展開が早いので、気になってぐいぐい読んだ。
とにかく邦子がイライラする笑 -
とにかく怖かった。
誤解を生むのを承知で言えば、万が一
人を殺めることはないことはないと思う、
しかし人体を切り刻むなんてことは、
どう考えてもできない。
何かを飛び越えるとそこに進まざるを得ないことが起こりうるのか?
そして、悪を元にの結びつくのいうことの恐ろしさ。
人間は極悪も善もあり得る。この作品から
桐野夏生の世界に入った。 -
常軌を逸した人ばっかり登場する。誰が勝者で誰が敗者なのかはわからないが、人間は追い詰められると精神もおかしくなってくるのかと思うとただただ怖い。ページ数も文字数も多い一冊だが、最後まで飽きずに読める。昔ドラマ化されたらしいが、表現するのは難しいだろうなぁ。
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相当前に、読んだ。面白かった印象。テレビ(または映画)でも見たような。
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★注意★
この本読むときの注意点は寝る前に読まないこと。
興奮して眠れなくなります。
平成の30冊を読み切ろうシリーズのうちの1冊です。
様々な感情に振り回され、自らの運命を包ませてしまった4人の女。
愛情
物欲
怒り
妬み
哀しみ
絶望
苛立ち
そして孤独
それぞれ、今の自分の生活に満足していないながらも、なんとか均衡を保っていたのが、一つの出来事がキッカケで一気に崩れ去っていく。蟻の穴がダムを決壊させてしまうかのように。
そこからの物語の展開はジェットコースターのよう。
展開の波と、登場人物の感情の表現が非常に秀逸で、ハマります。
でも 冒頭に書いたように、寝る前に読むと興奮して眠れなくなるし、朝から重い内容だし、食事中もアレだし、、、いつ読むのが適してるんですかねえ。
映像化もされてるらしいので時間があったら見てみたいと思います。
佐竹が寛平ちゃんらしいのが気になるけど、、、笑
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弁当工場で働く、普通(でも少し生活は破綻している)の主婦たちが、死体をバラバラにするお話。
なんで最初に雅子が夫を殺しちゃった同僚を助けたのかわからないけれど、そこから始まる物語。
その時のちょっとした決断で、どんどんOUTになっていく。 -
ごめんなさい、挫折。
出だし、あまりに暗い。
レヴュー読むとカッコいい女達の話らしいんだけど、ダメだった。
こういうの苦手かも知れない。過去ルース・レンドルの一冊がダメだったけど、ちょっと雰囲気似てるかも。