- Amazon.co.jp ・本 (199ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062113878
感想・レビュー・書評
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不登校、友だち関係の均衡、大人になりきれない大人。誰かに支えて貰わないと人は生きていけない・・・・・・のだな。
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みんな病みすぎ。
子供達には目をつぶったとしても、大人の紗枝子さんの諸々に共感出来ない。
面白いんだけど、美しくない。 -
おととい読了。
傷を舐め合うような自己保身は、どこまで糾弾されるべきなんだろう、と思う。佳苗と紗枝子さんの場合も、やっぱり危うさを含んだ均衡関係だったのだと思うけど、その「傷」がお互いにあるからこそ、相手に目を向けられるのだ、という気もする。
加曾利先生、けっこういい味出してるなぁ。 -
佳苗はよくお隣の紗枝子さんちに窓を伝って遊びに行く。お母さんくらいの年齢の紗枝子さんは勉強をみてくれるし佳苗と友達の夜遊びにも付き合ってくれる。
ある日、先生に呼び出された佳苗。小学校からの同級生が自殺未遂し入院しており、佳苗にお見舞いにきて欲しいというのだ。名前を聞いても顔も思い出せないような同級生がなぜ自分を?紗枝子さんに話してみたら、それはお母さんには黙ってて、二人だけの秘密にしようって。
草野たきさんは小学校高学年から中学生くらいの微妙な年齢の子達の微妙な心境を描くのがほんとうまいなと思いました。が、それ故に大人の私はなかなか感情移入ができず、煮え切らなさに苛立ちを覚えてしまいます。 -
児童文庫のコーナーで見つけた。
オトナだと思っている自分にも 重い内容というか題名からは想像つかない話だった。
面白かった、というか考えさせられた本でした。 -
評価が難しい…。
いや、いい話なんだけどね、登場人物みんな好きになれない、イライラしてしまう。児童文学で癒されなかったの初めてかも。
約束した秘密を守ることで繋ぐ友情。嘘をつくことで作る友情。約束を破ることで壊れる友情。
紗枝子さんの手紙のくだりは不覚にも涙したけど、あんまり好きな作品ではなかったです -
とてもさらりと読めるんだけれども、すごく人間の本質に迫った物語だと思った。短時間で読めるし、良かった。
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前半主人公にからまるいくつもの重荷が、隣の奥さんの秘密を知ってしまうことで、急激に変化していく。後半で主人公の積極性がもたらした変化は、すっきりした読後感を与えてくれた。
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「会えなかったら、今度はビルの屋上から飛び降りるって言ってるらしいの」―先生にたのまれ、最近学校に来ていない春名を見舞った佳苗。「復讐したい」と春名は言うが、佳苗には全く身に覚えがなく、とまどうばかりで…。
(中3) -
お母さんの存在がポイント。
ボディブローのように効いてきます。