てのひらの迷路

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 542
感想 : 105
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062131254

感想・レビュー・書評

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  • 衣良好きな人は

  • 掌編小説。これを読むと石田衣良さんが少しわかるかも。自由に書いたよういう作品だが、やっぱり石田さんってすごいなぁって思う。ストーリー全部好きだが、本探しのおじいさんの気持ちがなんとなくわかるような気がする。おれのために書かれた本なんてなんかロマンチックだ。

  • 淡々と飄々とゆるゆると美しく。粘着質なものを極限まで削ぎ落として残った言葉だけでかくとこうなるのか、と。このひとは真実職業作家だ。装丁に惹かれて購入。汚れやすくて困るけど。あたしは手フェチの眼鏡スキーです。生涯にあたしのために書かれた本に出会えてしまったとしたら、それは、どうなのかな。

  • 言うならば、石田衣良の初期段階ベストアルバム。

  • 24篇のショートショート。
    THE・掌篇。

    すごい自由に書かれています。何でもあり。
    これを読むと石田氏の人間性がちょっとわかるかも。
    彼の私小説だったり、実話をもとにしていたり、
    誰かの作品のオマージュだったり。

    1話1話についている前書きを読んでから本編を読んで、
    また前書きを読んで、うん納得。
    石平=石田衣良にも納得。

    こんな雨の季節だけど、“レイン、レイン、レイン”を読んだら、
    ちょっと雨が好きになれた気がします。
    私も自転車好きだし。雨でも自転車。

    「自由でいいんだよ」

  • 1話がめちゃ短いです。
    ここまで短いともういいやって感じがするけど。

  • いしだいらさん。すごく好きです。最期の嘘と最期から二番目の嘘どとらでもいいからつかれたいです。大切にしたぶん大切にして欲しいとか思ってしまうんです。

  • 24篇の短篇からなる1冊です。
    1つ1つの物語は5分ほどで読み終わる短さ。
    さらーっと読めるけど、内容はあったかいものから、ちょっとドキドキするものまでとりどりです。
    会話のみの短篇もありましたが、ただの文字ではなくリアルに生きた言葉のように感じました。

  • 作者の語りって難しいと思う。個人的にはあって欲しいし無いほうがよい。覗きたいが覗きたくない。という感じ。

  • 一風変わった掌編集。話の前にソレを書くまでに至るレポがある。2編で1編みたいな構成。読ませる内容ではあるが、筆者の本懐までには達していない気がする。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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