- Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062156042
感想・レビュー・書評
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字が大きくて内容も、どちらかと言えば子供向け。
夢水清志郎事件ノートに出てきた虹北学園文芸部のその後の話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
夢水清志郎シリーズの亜衣ちゃんが所属していた虹北学園文芸部。一度廃部になった部を、主人公の岩崎マインがどうにかこうにか仲間を集めて復活させるお話。講談社の百周年記念作品群の一作です。
素晴らしい小説に出会うと、その文字が光って見えるというマインちゃん。中学生でありながら自身の小説へと向ける志と意気込みは強く、強く、強すぎて眩かったです……。おおお。これが若さというやつか……!
もう少しページ数があってもよかったかなと思うんですが、これはこれで。児童向けとしては充分なレベルの作品だったと思います。 -
夢水シリーズの岩崎姉妹の従姉妹、岩崎マインが主人公。
文芸部を復活させるお話。
楽しそうでとても良かった。
100mレースがすごい! -
“虹北学園”の“岩崎”とくれば、はやみねファンならピンとくる。
でもって“アイマイミー”ならぬ“マイン”とくれば、
これはもう手にとらずにはいられない。
岩崎三姉妹のいとこにあたる中学1年生の岩崎磨韻(マイン)が、
入学した虹北学園に文芸部を復活させようと奮闘する物語。
たのしみながら、ドキドキしながら読んでいくうちに、
小説の書き方や表現力を養うトレーニング法まで頭にはいってしまう。
舞台は中学校だが、
これから中学生になって夢を追う小学生にこそ読んでほしい本。
というわけで、総ルビといううれしい配慮もされている。
また、“おとな心”をくすぐる小ネタも満載で、
戦隊もの
テニスの王子様[←エースをねらえ! かも]
コンダラ
などの定番ネタから
亜愛一郎
健康より原稿
虹北商店街のお好み焼き屋
といったファンにだけ通じるコアなネタ、そして
学級通信をなによりも優先する先生
という個人的なツボにはまってしまうフレーズまで、
ひっかかるたびに「あ、あれか」と連想がはたらき、
「やったな」とクスリ、笑みがこぼれてしまう。
本文のみならずイラストにも遊び心が仕込んであって、
巻末の1枚をひらけばそこにもクスリが二つ三つ。
良質のエンタテインメントを発信しつづける作家発、
「構想4年執筆2か月」(あとがき)、
この夏イチオシの熱血文芸部物語。
ところで、原稿の校正すべきところが光って見えるという人物が
登場するが、この本にはさみこまれたチラシが光って見えた。
「熱血文学部物語」
あきらかな誤植。
このチラシ、『踊る夜行怪人』のようにレアものになるかしら。 -
先日他の本を買いにいった時に、うっかりジャケ買いしてしまった本。
分類的には、角川つばさ文庫や、青い鳥文庫等に分類される児童書。
難しい漢字と難しい話無く、感じには全てルビがふってある感じのあれ。
何となく惹かれる物を感じて買ってみました。
正直言って、流石というべきか、読みやすいです。
ラノベ文庫一冊に大体二時間かける僕ですが、一時間たらずで読んでしまったあたり、
読むのが早い人にとっては行きの電車で読み終わってしまう事でしょう。
コンセプトが『小説家を目指す』という物らしく、話もそれに沿った内容でした。
起承転結がハッキリしてます。
解りやすい。
程よい複線をちゃんと回収しつつ、一本道をちゃんと歩いていってます。
この作者の人は『少年名探偵虹北京介シリーズ』の人なんですね。
どこかで見た事ある名前だと思いました。
でも、この本の良さは間違いなくその内容のライトさ。
教科書と言ってもいいでしょう。
物語を作るにあたって、じゃあどうしますか、という、平凡な内容をどこまで物語として読ませるか。
しかも読書暦の浅い小中学生に。
そう考えると、この本の良さが、ちょっと解る気がしてきました。
ライトかつポップな内容で、躍動感のあるお話は
「暫く本読んでないけど本を読みたい。でもそこまでガッツリしたのじゃなくて、軽く読めるのから入りたい」
と言った、ワガママな人にピッタリな内容でした。
この本の問題点はその値段。
1200円はちょっと高いと思いました。
後半からの宴寿のデレっぷりがたまらない。 -
スポ根好きとしては、少しカタルシスに欠けたかなぁと。
カマキリ先輩とか、「夢水」シリーズで知った顔の虹北学園文芸部OBが出てこなかったのが残念。 -
僕にはこの本が光って見えなかった。主人公的な意味で。