キッド

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 230
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062164894

感想・レビュー・書評

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  • 【図書館】
    二転三転する面白い。


    作品の紹介
    死体を埋めて、掘りだして、攫って!?ちっぽけなビリヤード屋を経営する石川麒一が、つい死体遺棄を手助けしてしまった代償は―。極限状況のさらに極限へ。一本の電話を受けたばかりに犯罪行為に巻き込まれることになった二十歳のアンちゃん。ちょっと腹が据わっていたばかりに、「これ無理でしょ、ぜったい死んじゃうでしょ」という事態に陥ってしまうのだ。―どんなことをしてでも彼女だけは救い出す。

  • 今大ハマり中の木内さん!これまで読んだ2冊は元刑事だったり元ヤクザだったり、荒事方面には強い面々が主人公。でも今回はハタチの普通のアンちゃん―――とのことだったけど、これ全然普通のアンちゃんじゃないって!
    相変わらず木内さんの書く小説はキャラクターが個性豊かで魅力的。だけど、今回の主人公・麒一はイマイチ掴みにくくて、「あ、そういう人なの?」と振り回されながら読んだ気分。なんかコロコロ人物像が変わって行ったような印象。
    でもおもしろいのは間違いない!

  • この手の小説にしては動機も仕掛けもストーリーも、安易すぎる浅いものでした。

  • たばこやの3人家族を救う

  • 「いやいや、そうはならんだろっ!!」という所もサラリと流して楽しめてしまうくらいテンポが良い。面白かっただけに、最後のピンチからの逆転にもう一捻り期待してしまう。

  • うーん。こりゃ評価が難しいな。粗削りであることは間違いない。のだが、キャラクターのつくりかたが一風変わっていて、妙にひっかかる感じなんだよね。一応、これが4作目。化ける予感がします。過去3作も読んでみよう。

  • 「た、助けて・・・」少女の電話がきっかけで犯罪に巻き込まれる麒一。
    息をもつかせぬスピード感とスリルたっぷりのジェットコースターエンタメハードボイルド。
    どんどん追い詰められて度重なるピンチに絶体絶命!!
    弱冠ハタチのタフでクールでクレバーな麒一がたまらなくかっこいい。
    ドド子もいい味出してます。
    突っ込みどころは満載でリアリティには欠けますがそんなことは置いといて怒涛の勢いにこの身をまかせましょう。面白かった!!

  • 死体を出したり隠したり、何かリアリティーに欠け、あまりにもご都合主義な話なんだけど、それなりに面白い。最後ハッピーエンドだし、◯。

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著者プロフィール

1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。同書はハリウッドでのリメイクも発表されている。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』『嘘ですけど、なにか?』『ドッグレース』『飛べないカラス』『小麦の法廷』がある。

「2022年 『バッド・コップ・スクワッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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