- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062169820
感想・レビュー・書評
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ちょっと昔のはなしです。
これがSTシリーズにつながっていくとわかったのはラストの方でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
菊川刑事シリーズ? 検事と刑事の葛藤を描く。ストーリーは単純だが、スイスイ読める単純さがよい。
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STシリーズの前の話だと分かって読んだら面白いと思います。化合と言う題名が最後になってやっと分かるので。最後は若かりしき頃の菊川刑事、すっきりとしたスーツ姿の三枝警部補、所轄の滝下刑事が犯人逮捕へ持っていく。検察側、警察側の捜査から起訴までの流れが 本当にこんな風なんだろうなぁと 少し考え深い作品でした。
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『隠蔽捜査』シリーズの世界観に近いように思いました。
うっかりSTシリーズ読む前に読んじゃった。
ST読み終えてから再読したいです。 -
うーん…凡作ではないが秀作でもないかな。いわゆる普通…
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7
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STシリーズの菊川と三枝の若かりし頃の話。シリーズ番外編の位置づけだが、シリーズを知らなくとも、ほぼ問題なく読める。That's 警察小説。ただし、STが結成される前の話なので、少し時代設定が古くなっているのは仕方なし。
本編の菊川ってこんなんだっけ?と思うくらい、真面目で青臭い新人刑事、菊川が新鮮。所轄のベテラン、滝下とのコンビもイイ。
検事が独断で立件に突っ走る展開はちょっと強引かなぁ、と思わないでもないが、昨今、明らかな冤罪も出てきているわけで、全くあり得ない、というわけでもないか。
事件自体はそれほど複雑ではなく、平凡な感じではあるのだけれど、捜査内での人間関係や駆け引きの件は面白く読めた。今野作品らしく最後は綺麗にまとまり、読後感良し。