水の柩

著者 :
  • 講談社
3.30
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本棚登録 : 1603
感想 : 266
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062172578

感想・レビュー・書評

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  • いつもの道尾秀介作品とは違って単に暗いだけで終わった感じ。天童荒太作品かと思っちゃった(^=^;

    誰だって嫌なことや忘れたいことはたくさん抱えてる。とりあえず表面的には忘れて楽しく過ごしていければいいな。

  • ただただ暗く何も残らない作品
    ばーさんの過去の話の部分も冗長

  • 暗く、重〜い話でした〜♪

  • タイトルが良すぎる。
    中身はちょっと物足りなかったな。
    道尾さんの作品だから、ちょっとーハードル高くなってるし。
    タイトルからいろいろと想像して、期待しすぎた(^_^;)

  • 表題の通りダムに嫌な思い出を捨てることで自分を回復するという少年時代の物語。ミステリーとは少しジャンルが異なるが、著者の筆力で一気に読ませる

  • 普通を嫌がる男の子といじられっこの転校生と嘘つきのばあちゃんとダムの話。

    ただ淡々と話が進む。特に山もオチもなく、みんな実は辛いんよてゆーことを本人目線からでなく、主人公目線でかいてある。おもんねーし共感できるところもぐろいところもなかった。道尾さんなのに。あまり印象に残らない本だった。

  •  冒頭で2年前にタイムカプセルに入れた20年後の自分に向けた手紙が物々しく登場して期待を煽られたせいかミステリーとしての面白さはいまいち感じませんでした。道尾作品ならではの最後にあっと驚かされるような仕掛けも今作はなかったですし(私が慣れてしまった部分もあるんだろうけど)。
     でも小説としては面白かったです。いじめに苦しむクラスメートと遠い過去の傷口が開いてしまった祖母に『普通』であることに嫌気がさしている主人公(ザ・中学2年)が挟まれて進行する物語ですが登場人物に配した役割からして面白いですね。親友やその片想い相手なんかもそうですが。
     途中なかなか暗いけど最後まで読んで良かったです。

  • M図書館で借りた。

    道尾秀介「水の柩」を読み終えた。またイジメの話か!と途中はゲンナリしたけど、最後まで読んで良かった。ラストは涙が溢れた。この人の話は必ず騙されてしまう。敦子は絶対に死んでしまったと思った・・・。私が単に騙されやすいだけ?(笑)

  • 道尾作品は初めてで、タイトルとカバーを見て買いました。
    序盤がかなり暗くて衝撃的だったので、このままどうやって終わるのかと思ったら、悪い意味ではなく結構あっさりとした終わり方でした。

    何て言えばいいか・・・いくらでも道やタイミングがあって、それで色んなことを乗り越えて行ければいいなぁと自分も感じました。

  • 道尾さんの超感傷系シリーズ。さすがに何気ない一文が見事な心理描写を表し、そのうまさには脱帽する。
    ただ、物語としてはたいして面白くないし、展開の仕方にもちょっと無理っぽさを感じた。そして、何よりもあまりに感傷がすぎるのじゃないかな。
    この嘘っぽさの原因を僕なりに考えると、ここには主人公自身の「痛み」が足りないせいかも、と思った。いじめの対象が主人公自身であったら、痛すぎてとても読んでいられないのかもしれないが、この物語の中でいじめの「痛み」があまり伝わってこないのは、致命的な敗因だったかも。
    あと、終章が平和すぎて、長すぎるよね。

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著者プロフィール

1975年生まれ。2004年『背の眼』で「ホラーサスペンス大賞特別賞」を受賞し、作家デビュー。同年刊行の『向日葵の咲かない夏』が100万部超えのベストセラーとなる。07年『シャドウ』で「本格ミステリー大賞」、09年『カラスの親指』で「日本推理作家協会賞」、10年『龍神の雨』で「大藪春彦賞」、同年『光媒の花』で「山本周五郎賞」を受賞する。11年『月と蟹』が、史上初の5連続候補を経ての「直木賞」を受賞した。その他著書に、『鬼の跫音』『球体の蛇』『スタフ』『サーモン・キャッチャー the Novel』『満月の泥枕』『風神の手』『N』『カエルの小指』『いけない』『きこえる』等がある。

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