- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062172578
感想・レビュー・書評
-
いつもの道尾秀介作品とは違って単に暗いだけで終わった感じ。天童荒太作品かと思っちゃった(^=^;
誰だって嫌なことや忘れたいことはたくさん抱えてる。とりあえず表面的には忘れて楽しく過ごしていければいいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ただただ暗く何も残らない作品
ばーさんの過去の話の部分も冗長 -
暗く、重〜い話でした〜♪
-
タイトルが良すぎる。
中身はちょっと物足りなかったな。
道尾さんの作品だから、ちょっとーハードル高くなってるし。
タイトルからいろいろと想像して、期待しすぎた(^_^;) -
表題の通りダムに嫌な思い出を捨てることで自分を回復するという少年時代の物語。ミステリーとは少しジャンルが異なるが、著者の筆力で一気に読ませる
-
普通を嫌がる男の子といじられっこの転校生と嘘つきのばあちゃんとダムの話。
ただ淡々と話が進む。特に山もオチもなく、みんな実は辛いんよてゆーことを本人目線からでなく、主人公目線でかいてある。おもんねーし共感できるところもぐろいところもなかった。道尾さんなのに。あまり印象に残らない本だった。 -
冒頭で2年前にタイムカプセルに入れた20年後の自分に向けた手紙が物々しく登場して期待を煽られたせいかミステリーとしての面白さはいまいち感じませんでした。道尾作品ならではの最後にあっと驚かされるような仕掛けも今作はなかったですし(私が慣れてしまった部分もあるんだろうけど)。
でも小説としては面白かったです。いじめに苦しむクラスメートと遠い過去の傷口が開いてしまった祖母に『普通』であることに嫌気がさしている主人公(ザ・中学2年)が挟まれて進行する物語ですが登場人物に配した役割からして面白いですね。親友やその片想い相手なんかもそうですが。
途中なかなか暗いけど最後まで読んで良かったです。 -
道尾作品は初めてで、タイトルとカバーを見て買いました。
序盤がかなり暗くて衝撃的だったので、このままどうやって終わるのかと思ったら、悪い意味ではなく結構あっさりとした終わり方でした。
何て言えばいいか・・・いくらでも道やタイミングがあって、それで色んなことを乗り越えて行ければいいなぁと自分も感じました。 -
道尾さんの超感傷系シリーズ。さすがに何気ない一文が見事な心理描写を表し、そのうまさには脱帽する。
ただ、物語としてはたいして面白くないし、展開の仕方にもちょっと無理っぽさを感じた。そして、何よりもあまりに感傷がすぎるのじゃないかな。
この嘘っぽさの原因を僕なりに考えると、ここには主人公自身の「痛み」が足りないせいかも、と思った。いじめの対象が主人公自身であったら、痛すぎてとても読んでいられないのかもしれないが、この物語の中でいじめの「痛み」があまり伝わってこないのは、致命的な敗因だったかも。
あと、終章が平和すぎて、長すぎるよね。