クラウド「超」仕事法 スマートフォンを制する者が、未来を制する

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062172899

感想・レビュー・書評

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  • 仕事法とあるが,具体的なノウハウについては,全8章中の3章分のみ。
    あとは,クラウドが普及しつつある状況を巡る考察や現状の問題点,改善点といったところ。
    GmailやEvernoteなどクラウドにデータをアップすることが大前提なのでセキュリティが施された社用PCを使わざるを得ない身としては,実行できないのが残念。
    現状の多くの会社員がそうであろうから,著者なりにいいアイデアを出してもらえるとありがたいのだが。

  • IT革命。
    まさに革命。
    まだまだいろんな事が起こるんだろうな。

    最近取り残されつつあるので少しあせっている。

    で、この本。
    「超」整理手帳のところはいらんでしょう。
    手帳持ってないし。
    何か宣伝って感じがするし。

    なので星3つとしました。

  • 本書の前半部は筆者のクラウド(主にgmailを使った仕事術)のメリットを生かした仕事術、後半はクラウドの歴史や日本におけるクラウドの立ち位置などを述べている。コピペを悪とするアナクロニズム、試験でコピペをされるのは、そういうレベルの問題を出すような出題者が悪いなど、なるほどと唸ってしまった。

  • pdf=インスタントラーメンの比喩が面白かった。自炊本もそうだよなと思う。最後の章の、日本社会・企業のクラウドへの閉鎖性、自分の職場を振り返ってもその通りだ。グーグルドキュメント、使ってみようかな。

  • 昨年(2011年)は、私にとっては「クラウド元年」でした。愛用していたレッツノートが壊れ、現在は使10万円そこそこで売っていた当時の型落ち品を使っています。

    そのノーパソのハードディスクが2回も壊れてしまい、当時(1回目のクラッシュ)ハードディスクに置いてあったデータは吹っ飛びました。1回目のクラッシュで、最新データは、もうハードディスクには置けないと決断し、それ以来「Google document」にお世話になっています。

    気づいてみれば、私が普段アップデートしているデータはすべてがクラウド上にあり、毎週末に書いているレビューも、入力時はエディターを使っていますが、書き上げたらすべて「クラウド」上に保存されています。

    そこで、昨年から普及が著しいスマートフォンを使えば、ノートパソコンを持ち歩かなくても、それにアクセスすることが可能であることに気づきました。現在は、それを「ガラケー」でやっているのですが、エバーノート等を使おうとすると、パソコン機能を持ったスマホのほうが便利であることが徐々にわかってきました。

    このような私にとって、情報をいかに活用しビジネスに生かすかという観点でも何冊もの本を書かれてきた野口氏がこの本の中で「スマートフォンの必要な機能のみを使いこなせ」というメッセージは今の私に響きました。今年(2012)中には、スマホを使いこなしていたいと思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・クラウドとは、データを手元のパソコンに格納するのではなく、インターネットにあげて利用すること(p14)

    ・Gメールは、添付ファイルにきわめて重要な情報を入れておくことができる、Gメールを見られることは巨大な個人用アーカイブをどこでも利用できることを意味する(p36)

    ・スマートフォンデでインターネットを利用する場合、その多くは、自分の情報をインターネット上に格納したり、それを引き出したりと、積極的で能動的な使い方である、個人の情報管理のために能動的にインターネットを使うことができる(p40)

    ・複数の作業場がある人や、出張の多い人の場合には、スマートフォンの利用で仕事の効率は上がる(p41)

    ・通勤途中の電車やバスの中のようにWi-Fiのない場所で使う人が多い人は、3Gが必要(p63)

    ・PCを「使いこなす」は、「さまざまな使い方ができる」ではなく、「自分にとって本当に必要なことについて、きわめて効率的に使える」ことをである(p69)

    ・GメールとGoogle calenderを使っていた人にとっては、スマートフォンの利用によって生活スタイルが一変するほどの変化が生じる(p70)

    ・スマホの3大機能は、1)どこでもGメール、2)ウェブカレンダ、3)手書きメモ、新聞記事を撮影でき、クラウドにアップ可能(p76)

    ・いまでは情報の内容を知っているよりも、情報の「ありか」を知っている方が重要になった(p108)

    ・自分の寿命を80歳と捉えて、一生時計をつくってみる(p150)

    ・エクセルファイルには多くのものを貼り付けられる、テキスト・写真(挿入、図)・ウェブ画面(挿入、スクリーンショット)・PDF等(p182)

    ・寝ながら仕事をするには、1)寝る直前までやる、2)枕元にメモノートと筆記用具、懐中電灯をおいておく、起きた時に寝ている間に生まれたアイディアをメモする(p193)

    ・ブラウザでマイクロソフトがネットスケープを駆逐できたのは、PCにおけるウィンドウズの覇権が確立していたから、現在、スマートフォン、クラウド関係のアプリでもマイクロソフトはマイナー(p240)

    ・検索、メール、地図では、グーグルのシステムが事実上の世界標準になった(p244)

    ・「自力で解く」能力だけが重要であるのではない、現在の入試では、実務で絶対に必要とは言えない能力をテストしている(p288)

    ・ITの進歩で助力を得るのが簡単になったため、助力を禁じることの意味はますます薄れている(p289)

    2012年1月8日作成

  • 常に効率を追求し、新しい物を取り入れ、自分の物にしていく貪欲さを感じる。

  • 超整理手帳アプリの宣伝でもあるのは致し方あるまい。

  • クラウドを使って仕事をうまく行うための方法論が数多く紹介しています。
    クラウドのサービスを知らない方はぜひ読んでみるとよいと思います。スマホやタブレット端末があることで仕事の効率があがると思います。

  • 良書。今現在読むべき本。一年後では遅いかも。
    超整理法からのファンだが、相変わらず私にマッチする部分が多い。マッチしない人も多いと思うが。
    自分独自の情報はクラウドに上げようと思う。
    あとがきの人がやってることは既に遅く、集まった人の欲しがることをするは、なるほどと思った。

  • 遅ればせながら、本書によってクラウドの有用性を十二分に理解することができた。何せ本書を読むまではクラウドに無知であったので、その活用法まで大変参考になった。
    著者の「押し出しファイリング」は衝撃的で、現在でも応用させていただいているが、今回の本により、この考え方がデジタルオフィスでもでもうまくいくことが証明された。
    さっそく実践してみようと思える。

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著者プロフィール

1940年東京生まれ。63年東京大学工学部卒業。64年大蔵省入省。72年エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て2017年9月より早稲田大学ビジネスファイナンス研究センター顧問。専攻はファイナンス理論、日本経済論。ベストセラー多数。Twitterアカウント:@yukionoguchi10

「2023年 『「超」整理手帳 スケジュール・シート スタンダード2024』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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