やりたいことは二度寝だけ

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1001
感想 : 139
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177054

感想・レビュー・書評

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  • (2013年2月26日読了)
    津村さんの本は好きだけど、未だにエッセイ禁の後遺症があり、一度は借りるのを止めたのだけど、先日の「ワーカーズ・ダイジェスト」を読みながら、やっぱり借りてみようと決心した。
    細かく、細かく、津村さんの日常が綴られている。
    大きく4つの章に分かれているが、津村さんのこだわりについては、繰り返し書かれている。津村さんはどこにでもいるちょっと変わった人。
    タイトルの「二度寝」については、本文には書かれていなかったが、あとがきにちょっとだけ触れていた。
    芥川賞をとられた「ポトスライムの舟」は未読なので、読んでみたいと思った。これからも読み続けて行きたい作家さんのひとり。

  • 初めての作家さん。最後は少し飽きてしまいました。

  • やっぱり津村記久子はいいなぁ。エッセイは始めて読んだけど、ああいう小説を書いている人が、いかにも考えてそうなことだなと納得しながら口の端を少しあげながら読み終えました。あとがきにもあるように、眠れない夜とかむけに(最近はあまりないけど)ベッドのそばに置いておきたい本。

  •  会社員&小説家の津村記久子さんのエッセイ。日常をダラダラと書き連ねるユルさが好い。無理のある奇矯な視点などなく、ほんのわずかにズレた着眼点に共感を抱く。モリッシーの言葉とドラクエを比較したりとか。
     「ピッチャーびびってるヘイヘイヘイ」とオフィシャルに歌いたいがために野球をやりたいとすら思う、という一文に参った。

  • 時々ふふっと笑い、時々立ち止まりたくなるエッセイ。
    普通の、小心な女の人なんだなぁ、という感じ。だからこそ小説にリアリティが出るのだろうけど。
    それにしても、会社勤めしながら作家なんて、すごいなぁ。

  • 30歳すぎとは思えないくらい地味で、ちょっぴりおばさんくさい
    津村さんのエッセイ。(良い意味で。)
    タイトルや表紙のイラストのイメージ通りのゆるゆる加減。

    淡々としていると思いきや、大好きなドラクエやノートに関してだと
    急に熱くなるのがおもしろい。
    そして友人のYちゃんがなんともいい味を出している。
    二度寝のネタがボツになってしまったのは残念。

    このエッセイを読んで、津村さんという人にとても興味を持ったので
    今度は小説を読んでみようと思った。

  • 次は、次こそは、もうダメかもしれない…云々。何があってもいいように、負の言葉で保険をかけながら日々生きている津村氏にひどく共感した。自分と同じタイプ。勝手な仲間意識からとても好感が持てた。そして笑えた。
    よぉーし、明日も後ろ向きながら前に進むぞーぅ。と、無理のない範囲で元気がもらえる、私にとって非常にちょうど良いエッセイ。
    文庫本になったら買おうかな。

  • 読んでるだけで身体が解れてくるような心地良い脱力感に溢れたエッセイ。つかれちゃってなーんも考えたくない、というような時に最適かと。

  • レモンのようなさっぱり加減のエッセイ。

  • 自分の常識外の人は、妖精か妖怪。

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著者プロフィール

1978年大阪市生まれ。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で第21回太宰治賞。2009年「ポトスライムの舟」で第140回芥川賞、2016年『この世にたやすい仕事はない』で芸術選奨新人賞、2019年『ディス・イズ・ザ・デイ』でサッカー本大賞など。他著作に『ミュージック・ブレス・ユー!!』『ワーカーズ・ダイジェスト』『サキの忘れ物』『つまらない住宅地のすべての家』『現代生活独習ノート』『やりなおし世界文学』『水車小屋のネネ』などがある。

「2023年 『うどん陣営の受難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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