掟上今日子の備忘録

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3985
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062192026

作品紹介・あらすじ

掟上今日子(おきてがみきょうこ)――またの名を、忘却探偵。
すべてを一日で忘れてしまう彼女は、事件を(ほぼ)即日解決!
あらゆる事件に巻き込まれ、常に犯人として疑われてしまう不遇の青年・
隠館厄介(かくしだてやくすけ)は今日も叫ぶ。
「探偵を呼ばせてください――!!」

スピーディーな展開と、忘却の儚さ。
果たして今日子さんは、事件の概要を忘れてしまう前に解決することができるのか?

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった~~~!満足!
    特に5話の最後のほうが好き。

    コツコツ読んでいきたいシリーズになった。

    ドラマ未見だけど気になる。

  • 小説・漫画・ドラマの全てが高レベルな作品なので、万人にウケる西尾維新作品としては今日子さんがTOPに入ってくるのではないだろうかと思っています。

    この作品と出会ったきっかけは小説版の本書なのですが、その後に時間を置いて漫画とドラマを全て見た状態です。
    そのため、小説版を揃えようとした時に(既に別媒体で読んだ内容を再度読むのもなぁ)となってしまうことも。。。

    いつか全巻揃えたいとは思ってます‼︎

  • 今日子さんとは、1人で決断できる賢さを持つのに間に合った人だと思います。

    「忘れる」という現象は、人が生きる上で当然に起こることですので、今日子さんが主人公になり得るのは、「忘れるから」ではないと思います。
    でも、昨日の「何か」ではなく「昨日」を忘れてしまっても、今日も何かを「決断する」場面はあり、そのための決断には、基づく根拠が必要です。
    根拠の候補には、例えば誰かの助言や、自分の価値観などがありますが、ここで今日子さんにとって「誰かの助言」は、記憶に残らないため「ない」ものとみなされるはずですので、今日子さんのすべての決断は、自分の価値観に基づいていると考えられます。
    「根拠」が足りなければ、決断に至らず迷います。でも、今日子さんは、昨日のできごとは忘れても、すでに培った価値観は、生きていくのに十分なほど揺るぎないものであるため、自分の価値観「だけ」で今日も生きていられるのだと思います。
    今日子さんが格好いいのは、昨日を忘れても今日を生きられるからではなく、昨日を忘れても今日を生きられるほどの価値観の蓄積をすでに済ませていると思うからです。

    なぜ昨日を忘れてしまうことになったのかとともに、いったいどんな経験を積んで価値観の蓄積に至ったのかも気になります。

  • 何回読んだかわからん

  • 掟上今日子の備忘録/西尾維新 #読了 11/4

    掟上今日子には今日しかない。事件を1日で解決し、明日がくれば全て忘却する。
    読むのは3回目。西尾維新先生を知った作品です。色褪せないなぁ。

  • 掟上今日子さんはとてもかっこよく魅力的なので、シリーズ読み進めてまた会いたいなぁと思ったんだけど、ストーリーテラーの厄介くんが少しウジウジしていてわたし的にはイライラするので悩ましい…
    私がもうオバサンだからかなぁ笑

  • 読みやすく、登場人物が魅力的で良かったです。

  • 短編5話のうちの第四話は作家松岡圭祐を思い起こした

  • 寝ると記憶がなくなってしまう忘却探偵の今日子さんが事件を解決していくお話しだが、登場人物の名前の読み方がそのまま読めなく、何て読むんだっけ?と前のページを何度か探ってしまった。私は今日子さんより記憶維持が難しいなと感じてしまった。

    私には事件解決の話しより厄介との関係を楽しめるお話しでした。

    ドラマ化されていると途中で知り、そちらを見てみたい気持ちになった。

  • 978-4-06-219202-6 c0093¥1200E

    掟上今日子の備忘録

    2014年10月14日 第1刷発行
    2016年5月16日 第10刷発行

    著者:西尾維新(にしお いしん)
    発行所:株式会社講談社

  • 久しぶりに面白いものを見つけてしまった!ドラマでも見ていましたが、依頼をスピーディに、たんたんと解決していく所が良かった。「記憶はなくとも身体は覚えてる」記憶を1日しか保持できない彼女だからこそ説得力があるセリフだな。

  • ドラマがあまりに良かったので、原作がやや見劣りしてしまうが、もちろん原作ありきのドラマなわけで、忘却探偵という設定が素晴らしく、その突飛な設定を出オチに終わらせない、いくつもの物語を紡いでいく正に西尾維新劇場。

    ライトタッチな読みやすい短編中でありながら、各話ミステリーとしてちゃんと謎とオチがあって。
    ドラマ後でも楽しめる!

  • 1日経つと全てを忘れてしまう探偵、という構想が面白い。それぞれの事件と探偵の忘れてしまう特性をどう搦めるか、その工夫が興味深い。

    そもそも作者の名、西尾維新が人を食っている。何故ならアルファベットで書くとNISIOISINだから、どちらから読んでも「にしおいしん」になるものね。

  • 図書館でたまたま大量にシリーズ化してるのを見つけて試しに読んでみた1冊。ドラマ化してるくらい有名なのね。

    さっぱりサクサク読める感じ。重厚などんでん返しミステリーばっかり読んでるとちょっと胃もたれしてくるので、そういうときに気楽にハッピーに読める本。
    設定も面白くて1日で記憶が消えてしまうこと、そのため犯人に睡眠薬を盛られたり、難解な事件を解くために徹夜で仕事し続けたり結構ハード。本人もなぜ自分が探偵をやっているのかわからないと言う。続きも読んでもっと彼女のことを知りたいと思った。

  • 面白かった。
    このミステリーは当てられる気がしない笑

  • "913-N
    人気作家コーナー","

  • やはり西尾面白いな ガッキーのドラマ見てみたい

  • 西尾維新読むのは「刀語」以来なのではなかろうか。
    事件と言っていいのかどうか不明な出来事が、あれよあれよと解決されてゆく。人が死なないミステリはたまに聞くが、その中でも手軽に読める部類に入るのではないだろうか。

  • 西尾先生の作品は、以前読んだ「物語」シリーズが肌に合わずに避けていたのですが、食わず嫌いでした。

    まず、設定が面白い!眠ると記憶がリセットされる性質上、短編でまとまるのが良い。

    探偵に恋する語り手によって、少しずつ素性や人となりが知れていくのも面白いですね。
    読み手と語り手側ではどんどん「掟上今日子」像がふくらんで魅力が増すのに、今日子さん本人のスタンスは常に同じ。

    入っているエピソードも謎解きも面白くて、一気に読めました。
    付記にて、一連の事件の顛末が語られるのが好きです。

    続きも読みたい!

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著者プロフィール

1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞してデビュー。デビュー作を含む「戯言シリーズ」は若い読者に大人気となる。2006年刊行の『化物語』は〈物語〉シリーズとしてシリーズ化され、アニメ化・ゲーム化され様々なメディアミックスが行われている。矢継ぎ早に刊行するすべての本が常にベストセラーとなり、当代随一の「物語師」として活躍中!

「2014年 『「偽物語」PremiumアイテムBOX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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