- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062203760
感想・レビュー・書評
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「初めまして。怪盗の掟上今日子です」
「さぁ、エッフェル塔を盗みましょう、最速で!」
私は掟上今日子。怪盗。一日ごとに記憶がリセットされる。
いつも左腕に自分のプロフィールがマジックで書き込まれている最速の探偵は、何者かに「探偵」の二文字を「怪盗」に書き換えられてしまった。
罠にはまった今日子さんは、自分を怪盗と思い込んでしまった。
隠館厄介は、今度は旅行代理店に再々々....々就職したものの、持ち前の冤罪体質で厄介払いされてしまう。厄介だけに。
退職金というなの手切れ金代わりにパリへの航空チケットを手渡され、せっかくだからとパリへと飛んだ。
シャルル・ドゴール空港で偶然にも総白髪の女性、誰がどう見ても掟上今日子さんと出会ってしまう。
彼女が来た目的は国際警察からの依頼によるもの。
エッフェル塔を盗むという、怪盗淑女を名乗る犯人からの予告を阻止するためにフランスへ。
ちょうどいい目覚まし役を見つけた今日子だったが、ホテルで厄介と分かれた一瞬の隙に眠りに落ちてしまう。
いっそ、ここはお休みいただこうと寝かせておいた厄介だったが、おきてきた今日子さんはさらに厄介なことになっていた。
怪盗になっていた。
シリーズ八作目、花の都パリでエッフェル塔を盗む。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台は初の海外。退職金代わりの航空券でパリに来た隠館厄介は偶然今日子さんを見つけ探偵助手を務めることに…。
今日子さんが探偵ではなく怪盗と思い込んでしまう設定は面白いが、筆跡が偽物だと厄介は気づいて今日子さんは気付かないというのは無理がある気がしますし、事件の真相も肩透かし感が否めず。シリーズとしての進展もないので満足度は低めです。 -
今回は流れが王道で読みやすくイッキ読み
遊びは少なかったけど、こう言う会もあってもいいね -
高い能力を驕らず、安い食事も奢らない探偵。国際的ストーカーと化した助手。パリでvs怪盗淑女。ボディーガードと称して試着室の前で衣擦れの音に集中する厄介くんが最高に気持ち悪かった!
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掟上シリーズでは本一冊分の内容であり、読み応えは十分だった。ただ、今回はミステリーというよりは概念という感じであるので初見の人にはむかないかもしれない
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ミニ連休中の成果①
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意味がわからん。
今回は珍しく長編で、海外という設定で、厄介も出てきて途中までは面白かったが、ラストの意味がわからず。
もうホントにこのシリーズ読むのやめようかな〜。
読む楽しさはあるが、とてもミステリーとは言えないお話でした。
残念です。 -
いくら冤罪体質の厄介くんでも、さすがにパリで容疑者にされたりはしなくてよかった(笑)
怪盗バージョンの今日子さんもなかなか愉快。
でも、厄介くんをそんなにからかっちゃ気の毒(笑)
エッフェル塔を盗むなんてどうするのだろうとか、エッフェル塔の蘊蓄は面白かった。
エッフェル塔を盗んで見せますなんて予告状を出すなんて、アルセーヌ・ルパンみたいなんだもの。
それだけに、真犯人が、動機も含めてあんまり魅力的には思えなくて残念。
それにしても、今日子さんの体質で海外旅行をどうするのかと思ったら、眠らないのか。今日子さんのタフネスぶりに改めてびっくり。厄介くん、もうちょっとしっかりしてね(笑) -
2016.12.3