風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
- 講談社 (1994年8月5日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062551755
感想・レビュー・書評
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「月の影」の直線的な意味での続編。
「気持よく不幸に浸ってるやつに
同情する奴なんかいないよ」
楽俊の言葉がぐさりと刺さる。
身に覚えがありすぎて吐き気がするくらい。
説教色を強く持った話だと思いました。
「官」とは何か。考えさせられます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻に記載
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(1999.02.07読了)(1998.12.21購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
慶国に、玉座に就きながらも、王たる己に逡巡し、忸怩たる思いに苦悩する陽子がいた。芳国に、王と王后である父母を目前で殺され、公主の位を剥奪されて哭く祥瓊がいた。そして、才国に、蓬莱で親に捨てられ、虚海に落ちたところを拾われて後、仙のもとで苦業を強いられ、蔑まれて涙する鈴がいた。負うにはあまりある苦難の末に、安らぎと幸せを求めて、それぞれに旅立つ少女たち。その果てしない人生の門が、いま開かれる。
☆関連図書(既読)
「魔性の子」小野不由美著、新潮文庫、1991.09.25
「月の影 影の海(上)」小野不由美著、講談社X文庫、1992.06.20
「月の影 影の海(下)」小野不由美著、講談社X文庫、1992.07.20
「風の海 迷宮の岸(上)」小野不由美著、講談社X文庫、1993.03.20
「風の海 迷宮の岸(下)」小野不由美著、講談社X文庫、1993.04.20
「東の海神 西の滄海」小野不由美著、講談社X文庫、1994.06.05 -
鈴、祥瓊の成長が見事。眼を塞ぎ、耳を塞ぎ、思考を硬直させるのは自分自身に他ならないけど、それに気付くことは1人では難しい。いろんな人と交流を重ねるうちに、何かの弾みで幸いにもそのことに気付くことができるんでしょう。良かったね、2人とも。いい人たちと会えて。
特に祥瓊、彼女が好きだ。なんとなく。
陽子があまりに立派で「もうあの幼かった陽子じゃないのね…」みたいな、うん、何言ってるのかよくわかんなくなってきたからいいや。 -
読了。
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慶の続編。
陽子が王になってから奔走する話。
同年代の少女も2人登場。 -
慶国に、玉座に就きながらも、王たる己に逡巡し、忸怩たる思いに苦悩する陽子がいた。
芳国に、王と王后である父母を目前で殺され、公主の位を剥奪され哭く祥瓊がいた。
そして、才国に、蓬莱で親に捨てられ、虚海に落ちたところを拾われて後、仙のもとで苦業を強いられ、蔑まれて涙する鈴がいた。
負うにはあまりある苦難の末に、安らぎと幸せを求めて、それぞれに旅立つ少女たち。
その果てしない人生の門がいま開かれる!!
(カバー折り返しより引用) -
再読