- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062578103
感想・レビュー・書評
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・やはり論理式が出てくるところから難しい。何回も寝てしまう。
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読書録「不完全性定理とはなにか」3
著者 竹内薫
出版 講談社
p56より引用
“余談になるが、数学にしろ物理学にしろ、
革命的な理論が「わからない」と感じたとき
は、ふつうの教科書ではなく「歴史」を書い
た本を読むと、目から鱗が落ちることがあ
る。”
目次から抜粋引用
“無限に挑んだドン・キホーテ、ゲオルグ・カントール
ラッセル卿の希望を打ち砕いたクルト・ゲーデル
チューリングの辞書に「停まる」という文字はない
Ω数、様相論理、エトセトラ”
サイエンス作家である著者による、不完全
性定理についての解説書、
無限についてから宇宙についてまで、多分
わかりやすく書かれているのだと思います。
上記の引用は、対角線論法についてかかれ
た項での一節。
歴史から見ると、その理論が生まれてきた背
景を俯瞰的に見ることが出来るとのことです。
物事に取り組んで、困難にぶつかったときは、
視線や方法を変えてみるのがよいのかもしれ
ませんね。
正直なはなし、通して読んでもよくわかり
ませんでした。どんなに頑張っても、はっき
りした答えがでない事があると言うくらいで
いいのでしょうか?
より理解を深めるための、読書案内が巻末
にあるので、本気で取り組んでみようと思う
方には良い一冊でしょう。
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比喩を利用して困難な理論を説明するという試みだそうだが、実はそのようにはなってない。
他の本で躓きやすい概念や、すっと頭に入ってこない用語を比喩で表現してるに過ぎない。
この本だけで、理論を理解するのは無理で、他の本の副読本として有用なのだと思う。「ゲーデルの世界」の副読本として利用するのが良いかも。
初心者向けなのにselfcontainedではないので、★は2つかな。 -
ゲーデルとチューリングの「なしたこと」を簡潔に説明しようと試みているものの,具体的な理解を本書から得るのは難しい.
数学における「不完全性」をやさしく説明しようと試みた本と感じる.
・カントールの無限集合,対角線論法,連続体仮説
・無限集合の大きさの違い,順序数と濃度
・ゲーデルは,命題をゲーデル数に置き換えて,証明ができない命題があることを証明した