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- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062585743
作品紹介・あらすじ
15世紀後半にはじまり十八世紀後半まで、トータルで4万人以上が狩られた魔女たち。
中世ではなく、近代の黎明期に魔女狩りが大流行したのはなぜなのか?
近代社会初頭に起こったことを考えると、「魔女狩りとは何だったのか」という問いかけは、「ヨーロッパ近代とは何なのか」という問いを呼び込む。
本書は、魔女狩りとヨーロッパ近代誕生の機制の関係を新視点から明らかにします。その視点とは、三つの近代化です。「視覚を中心とする感覚の近代化」「自然認識の変容と近代化」「他者・社会的周縁者の排除と近代化」。
視覚文化論、哲学、宗教学的な知見をふんだんに盛り込んで、魔女狩りの歴史研究を通したヨーロッパ近代化論、および人間存在と人間文化を探究した冒険的著作です。
感想・レビュー・書評
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KM6a
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超自然としての奇蹟 イエス懐胎、盲人開眼
脱自然としての驚異 魔術、予言、食人、異端
ユダヤ教徒と魔女
聖女と魔女 -
キリスト教徒が日常から迫害の対象としていたのは、ハンセン病患者とユダヤ教徒。この2つは当時のヨーロッパ社会を出し票する社会的周縁者だったから。彼らが背後で糸を操る悪魔の教唆のもと、献上なキリスト教徒を毒物で殺害し、キリスト教世界を転覆しようとしていrという陰謀説がまことしやかに信じられ、彼らはともに迫害と虐殺の対象となった。
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