10歳までの子を持つ親が知っておきたいこと (こころライブラリー)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 51
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062597173

作品紹介・あらすじ

10歳までの子育てで「すべきこと」「してはいけないこと」とは?
 ――多くの「悩めるよい子」を見てきた精神科医の「お母さんのための処方箋」

子どもの心の土台は、10歳ごろまでに固まり始めると考えられています。
そして、子どもの心に大きな影響を及ぼすのが、親とのかかわりです。
一見、何の問題もないように見える子どもであっても、
親の関係とあわせて子どものようすを振り返ってみると
「悩みのもと」が潜んでいたと思われることも少なくありません。
じつは、素直で親のいうことをよく聞く「よい子」ほど、心の問題を抱えがちです。
しかし、10歳までに「悩みのもと」に気づくことができれば、
軌道修正はさほどむずかしくないのです――。


《子どもが抱える「悩みのもと」をみつけるために、こんな「よい子」に要注意》
・好き嫌いを言わない
・自慢げにすることがない
・勉強や習い事をがんばりすぎる
・クラスの人気者で、誰からも好かれている

《「悩めるよい子」を育てるのは、お母さんのこんなかかわり方です》
・子どもの行動を何もかも指図する
・イライラをぶつけてしまう
・「あなたのため」と言って、子どもに無理をさせる
・子どもに期待しすぎる
・子どもの話への反応が薄い


★なぜ、「10歳まで」が大切?
……10歳までに生き方のベースができるからです
★なぜ、「よい子」が要注意?
……不登校、摂食障害、対人恐怖症などの心の病は10歳まで「よい子」だった子の思春期に起こりやすいのです
★なぜ、「悩めるよい子」が育ってしまう?
   ……子どもを親のペースに巻き込んでしまうからです
★10歳までの「習い事」で子どもを伸ばすには?
   ……子どもが好奇心を示すものに注目することが、才能を伸ばす基本です

感想・レビュー・書評

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  • 目新しいことは書いてなかったかな...

    子どもをよく見て、自主性を大事にし、放任ではなくは上手にサポートしよう。

  • この本個人的に結構ヒットだった。こうするとこの能力が育つからこれをしましょうという話で持ちきりの現代は、こんな問題が先に出ることがあるので現状でこれらの問題点がないか注視しましょう、そして見つけたら対処しましょう、という話の仕方は割と珍しいような。

    親の手から離れ始めた時に表れる問題は、いきなり生まれたものなのか?答えはNo。
    4-10歳くらいまでの学童期にその因子的なものは生まれてるという話。
    具体例があるのでわかりやすいが読むのは少し苦しくなる。熱心で孤独で相談相手のいない真面目な主婦がそんな子供を作り上げてしまいがちというのは納得。

    以下メモとしての目次。

    ①10歳までの体験が人生を決める
    10歳までの悩みからは立ち直りやすい
    ②「よい子」は思春期に悩み始める
    ③「よい子」のどこが、なぜ問題?
    自分の主張がなさ過ぎる子、自分で選べない子
    どこか不安や緊張の強い子
    規則や役割にこだわる子
    周囲の期待に応え過ぎた子、評価され過ぎた子
    わかりやすい子、わかりにくい子
    ④「悩めるよい子」を育てるかかわり方
    子どもの行動を規制し、過剰にコントロールする
    不安・緊張・抑うつを抱えているとわかる
    子どもの気持ちを決めつけたり、期待や願望を押しつける
    子どもの関心やかかわりが薄い
    子どもを「独立した存在」として受け入れる
    ⑤10歳までの「遊び」と「習い事」で子どもを伸ばす

  • 「子供のために」という視点で早期教育や習い事をさせようとしている方々は一読すべき一冊だと思います。
    非常に多くのことを考えさせられる本でした。

  • だんだん自分が目指す母親像が見えてきた気がします。
    いい子に育って欲しい訳じゃなくて、自分で自分の人生を生きられる子に育てたい。
    そのためにはやっぱり子どもを認めてあげて、見守る覚悟がいるんだなと実感しました。
    ついいろいろと口を出してしまう自分を反省。

  • 子どもを一人の独立した、様々な可能性を持った存在であるという認識が大切。

    子どもの意思、気持ちを尊重すること。

    しつけはポイントを絞ること。

    母自身が、希望を持って活き活きと生きること。

    子どものありのままに見ること。
    色眼鏡をかけていないか、常に自らを振り返ること。

  • 子育てにマニュアルなし

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著者プロフィール

青山渋谷メディカルクリニック名誉院長

「2019年 『悩む子どもを育てる親 子どもの才能を伸ばす親』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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