- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062630665
感想・レビュー・書評
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思ったよりも夏姫が出てこず、「誰についての話だっけ…?」となりつつあったのですが、途中から、そんなことはすっかり頭から抜けるくらい、真剣に彼女の兄に纏わる話に没頭していました。
昔の話であり、しかも小説ということが悔やまれる人物でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
4062630664 290p 2009・10・1 37刷
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★2010年60冊目読了『夏姫春秋(上)』宮城谷昌光著 評価B
中国春秋時代の中原の小国鄭の宮室に生まれた美女夏姫は、陳国に嫁いだが、そこからは波乱万丈の人生を送る。彼女の美しさに群がる各国の男どもを相手に、息子の子南を支え、夏氏復興のために、自らの体を犠牲にしてまで命を張る。次第に逞しさを身につけて、男を翻弄していく夏姫を描く。
直木賞受賞作とのことですが、その後の作品を先に読んでしまったために、それ程の作品の冴えは感じませんが、確かに宮城谷の駆け出しの頃と割り引いて考えれば、その筆の力と物語をした支えする構想力と知識は恐るべきものがあると言わざるを得ません。 -
直木賞受賞作。太公望と違って主人公であるはずの夏姫が薄い印象。ただ、この種の小説としてはやはり読みやすく、飽きることはなかった。
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0701
登場人物が多くて、しかも名前がいっぱいでややこしい。
大混乱。 -
00.5.3
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傾国の美女、夏姫のお話。
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上・下
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宮城谷昌光氏の直木賞受賞作とのことで読破。最初は一女性の話かと思いきや、上巻ではほとんど夏姫のこと以外の、大きな戦国時代の中国の話の紹介。地図が充実していたらもっとわかりやすいのに。
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美人で評判なんだけど、相手を不幸にしてしまう。それゆえに運命に流され、なんかかわいそうでした。