ステップファザー・ステップ (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 9022
感想 : 955
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062632850

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった
    暗い気持ちにならず軽い気持ちで読むことができた
    宮部さんはこういうのも書くんだなぁ

  • あ~~~続編、単行本化されないのか~~。でも続編のあらすじや読んだ人の感想を読むと、読まなくてもよさそう。
    30年近く前の作品なので、今と通信事情が大幅に違っている辺り、当時を知らない若い読者は当惑するんじゃないだろうか。なんで携帯持ってないの?とか、メールすればいいじゃん、とか、或いは公衆電話って何?とか。もう続編を出すのは厳しいんじゃないか、と勝手ながら思ってしまう。
    でも初出は1991年。こんなに古いカンジがするのに、時代は既に平成になっていたのだな。(2018-12-16L)(2019-01-12L)

  • ドラマがおもしろかったから読んでみた。原作もおもしろかったけど、ドラマ化での設定変更が秀逸。

  • 30年前の話だが、今と遜色なし!

  • 宮部みゆきさんのファンになったきっかけの本
    最初に読んだのは小学三年生の時。その時はただ単におもしろーいみたいな感じ
    高校生の今読み返すとまたちょっと違った感想になる。血は繋がってなくても本当の家族なんだなあって
    何よりほんとに読みやすくって双子と泥棒の会話が笑っちゃうくらい微笑ましいw

  • 巻末に「この本は1993年三月に小社より刊行されたものです。」と書いてあり、つまりは25年前の話なわけだ。私が前回読んだのは20年ほどまえだろうか、「面白かった」という以外何の違和感もなく読めたが、やはり時が経つと本文中に今は化石化したモノたちが登場する。ワープロ、文通、西武の秋山や清原…そして子どもの自由。
    自分にとっては、ついこの間のことのように思える25年前の世界を、文章という形で客観的に触れると「あぁ、随分と時は流れたのだなぁ」と実感する。
    しかし、68刷の増刷が物語るように、1人の泥棒と少々変わった賢い双子の少年たちが繰り広げる世界は決して古く感じないのだ。2018.8.16

  • 久しぶりに宮部みゆきを読んでみようと思い
    何となくタイトルで選んだ作品。
    ステップファザーとは継父の意味だったのですね。

    泥棒がヘマをこいて両親が同時に蒸発して見捨てられた
    双子に助けられ、何となくその双子の父親のようになる話ですが
    時代背景が90年代ということもあり少し古臭い印象を受けるのですが
    物語の大筋にそこまで引っかかるものではないです。

    双子が謎めいた良いキャラをしているのですが毎回のように
    主人公+読者をミスリードさせて双子に疑いの目を向けさせるのですが
    最終的には双子と主人公の泥棒との間にしっかりとした絆が出来て
    本当の家族のようになっていくのが心温まります。

    読んでいる時はそこまでのめり込むわけではないのですが
    なぜか続きが気になる不思議な作品でした。

  • 随分前に買って確か少しは読みかけていたような。ずっと積読だったのを引っ張り出してみた。宮部みゆきだったのか。宮部みゆきってなんかイマイチ好きになれずにいるけど、こんな明るいミステリーを書いてたこともあるのね、という。ドラマ化もされていたはず。そちらも途中まで見ていたかも。明るいので楽しく読めた。

  • スラップスティックなお手軽推理短編集。
    登場人物が個性豊かで楽しい。
    根っこは深刻なんだけどね。
    これが「理由」に繋がっていくと考えるとちょっと恐い。

  • 宮部みゆきって読んだことあるようで意外となかった。「龍は眠る」と「誰か」くらいかな。
    両親が不在の双子が、隣の家に落ちてきた泥棒を助けたことと引き換えに父親代わりを頼むという話。
    この双子ちゃんが何とも愛らしくて。賢くてしっかりもので。泥棒のお父さんも人間味があっていいんだよね。
    スリリングな話なんだけど、なぜか読んでほっこりする小説。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。87年『我らが隣人の犯罪』で、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、デビュー。92年『龍は眠る』で「日本推理作家協会賞」、『本所深川ふしぎ草紙』で「吉川英治文学新人賞」を受賞。93年『火車』で「山本周五郎賞」、99年『理由』で「直木賞」を受賞する。その他著書に、『おそろし』『あんじゅう』『泣き童子』『三鬼』『あやかし草紙』『黒武御神火御殿』「三島屋」シリーズ等がある。

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