- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062634359
感想・レビュー・書評
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家族だからこその苛立ちが良かった
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出版社/著者からの内容紹介
高校2年生の麻里子のカバンに、知らぬ間に1つの鍵が押しこめられた──。近所で連続して起きる通り魔事件は、ついに殺人にまでエスカレート。父も母もいなくなった障害を持つ女子高生と、その面倒を見なければいけなくなった兄や姉との心の通い合いをも見事に描いた、新直木賞作家の泣ける名作ミステリー。 -
相次いで病気で母と父を亡くした3人の兄弟の話。
弱気を隠し、強く弟妹を支える長女・秀子。
妹に対する気持ちの葛藤に揺れる長男・俊太郎。
障害と闘いながら自立を目指す末妹・麻里子。
3人になってしまった家族の心模様を描いたストーリーと
麻里子の鞄に隠されていた「鍵」を巡るミステリ。
ミステリ的には多少弱いかな。
あまりビックリするようなこともなかったし。 -
あぁもう14年も前の本だったのかー。
高校生の麻里子は兄と姉と3人の生活になってしまった。
つい最近母がなくなってしまったので。
台詞に「、」が多いので、あれって思ったら聴覚障害者だった。
しかし親は、自然に行けば親が先に逝くのだから、
こんなに独り立ちできないような育て方をするだろうか?!
結局、兄に、「自分は一人でなんでもできる」ということを見せたくって、
事件に巻き込まれてしまう。 -
高校2年の麻里子は父と母を立て続けになくし、兄と姉との3人の家族になった。しかも、彼女は耳に障害を持っている。そんな頃、近所では連続通り魔事件が起こる…。知らない間に麻里子のかばんに鍵が押し込められていた。麻里子は、鍵が事件に関係があるのではないかと考えるのだが・・・というお話です。
お母さんを独り占めしていた妹に嫉妬するお兄ちゃんや、しっかりもの過ぎるお姉ちゃんの二人が、人間っぽくていいなあと思いました。お兄ちゃんの気持ち、ちょっとわかるような気がします。ステキな家族に守られて、麻里子は幸せだと思います。
でも、事件のほうは“なんだか全てがうまく進みすぎ~”とか、思ってしまいました。事件そのものより、麻里子たち兄弟や彼らを取り巻く登場人物がよかったです。
最後のほうのお兄ちゃんが麻里子をおんぶするところに感動しました。 -
設定があまり好きじゃなかった残念
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佳作。
佳作とか佳曲とかいう表現を私が使う時はどういう時かと言うと、「良いんだけど作り手の歴史に大きな意味を残すものではない」ということ。例えば松浦さんの『チョコレイト魂』など。自然体で楽しめばそれでいい。
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◆あらすじ◆
高校二年生の麻里子のカバンに、知らぬ間に一つの鍵が押しこめられた───。
近所で連続して起きる通り魔事件は、ついに殺人にまでエスカレート。
父も母もいなくなった障害を持つ女子高生と兄や姉との心の通い合いをも見事に描いた、新直木賞作家の泣ける名作ミステリー。 -
まぁーまぁー かなって感じで…
いや なんか思ってたのとちょっと違ったから
それのギャップ…?で^^;
携帯を持ち合わさない時代の本だからポケベル出てきます 笑
あ、96年って書いてある そりゃそーだ。。。