- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062634359
感想・レビュー・書評
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兄妹愛+ヒューマンドラマ+ミステリー
といった感じ。
両親をなくした、耳の聞こえない女子高生とその兄、さらに姉の3人兄弟が巻き込まれる通り魔事件の真相、さらにその事件を乗り越えた家族の成長というストーリ展開です。
しかし、出てくる登場人物にはどうもイライラしてしまい、また、ストーリ展開も遅々としていて、スッキリしません。
ニートでマザコン?の兄の妹に対する態度はいくらなんでも違和感ありまくり。年いくつなんだよ...
その友達の記者はとてもいい人だけど、地域コミュニティ新聞の記者じゃないんだからって思うような活動。
耳が聞こえないというハンディがありながらも一人で事件に立ち向かう女子高生は、自立をテーマに考えたのでしょうけれどかなり違和感あり。
後半の犯人グループとの会話もいまいちで、その先のストーリ展開も当然読めてしまいます。
テーマとしては、やはり、姉、兄、妹の心の通い合い、そして、この3人の成長の物語といえるのでしょうけど、ちょっといまいちでした..
やっぱり、この兄の姿にかなり違和感があって、それがひっかかってしまったからかなぁ..詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
クライマックスは、映画を観ているようにドキドキしてしまった。
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短編なので物足りなさは感じましたが、ほのぼのとしたエンディングで良かった。
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兄がここまで妹を遠ざけている理由が最後まで釈然とせず
中途半端のままだったかな。
後半のミステリー部分からは加速してきたけれど
偶然の産物で片付けすぎて味気なかったし、ストーリーが見え見えだったのも残念。
新聞記者の友人が唯一の救いだったかも。 -
タイトル通りに鍵が物語の『鍵』になっている。謎を解くことよりも家族の物語が中心になっていて、兄弟のいないわたしは憧れの気持ちを持ちながら読んだ。
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思っていることがあるのに、はっきり言わないじれったさ。そのせいで、どんどん事態が悪くなるなんて・・・と兄妹の関係に歯噛みしつつ、事件の真相を読み解きました。
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鍵を使った展開に、やや無理があるか?
無理があるのがフィクションの世界だが、この場合全体のつくりにしっくりはまらない・・・