鍵 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 88
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062634359

感想・レビュー・書評

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  • ミステリーとしてはちょっと弱めですが、人との繋がりを描いている部分では結構染みるものがあります。

  • 高校三年になった麻里子の話。同じ聴力障害を持つ知り合った少年との心の交流。ジムで出会ったキモイ男が兄を狙う!?

  • 高校2年生の麻里子のカバンに、
    知らぬ間に1つの鍵が押しこめられた──。
    近所で連続して起きる通り魔事件は、ついに殺人にまでエスカレート。
    父も母もいなくなった障害を持つ女子高生と、
    その面倒を見なければいけなくなった
    兄や姉との心の通い合いをも見事に描いた、

  • 題名のとおり、まさに鍵がカギである。鍵を巡ったミステリーである反面、家族ならではの醜さみたいなのもあって面白い。家族だからという甘えと、家族だから甘えたくないという気持ち。
    2008/8/11

  • 教師の姉と、仕事を辞めた兄と、障害者の妹。
    その3人…というか、兄と妹の視点が代わる代わるで話が進みます。

    近所で発生した通り魔事件と、妹のカバンの中に
    いつの間にか紛れこんでいた『鍵』。
    題名そのままだ、と思いながら読んでいました。
    1歩踏み出せない心情や、躊躇や戸惑いが分かりやすく
    読みやすい文章でした。

    犯人ですが…あんな立場であんな状態で会いたくないです。
    むしろ利権が絡むとすごいな〜とw
    さらっと書かれてますが、深く考えると
    ありそうな事件です。

  • 母と父を相次いで亡くした姉兄妹の物語。
    事件よりも、人と人のつながりが好き。
    それぞれの思いが染みるというか。

  • う〜ん。。

  •  ハンディキャップさえも最大の個性として受け入れ、みずみずしく生きている人は大勢います。

     いい言葉ですね。

  • 『泣ける名作ミステリー』とあるんだけど、、泣けないし、名作だとも思わなかった。。

  • 【2004.02.09.Tue】
    連続通り魔事件の謎は全て真理子のかばんに押し込められた鍵が握っていた。ミステリー感溢れる推理描写もさることながら、両親を亡くした3人兄弟の心の通い合いも見事に表現している。障害者の心の葛藤もリアル感が伝わってくる。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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