- Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062635967
感想・レビュー・書評
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やっぱり感動した。行動力がすごい。新しい日本を開くために命をかけた。とてつもない人だ。人を巻き込む力、行動力、読み。桁外れだったに違いない。
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明治維新を長州の視点から書かれている。薩摩藩や西郷隆盛に少々点が辛いのはそのせいでもあると、著者はあとがきで述べている。
討幕の影の立役者が実は高杉晋作であったとは知らなかった。生麦事件とか蛤御門の変といった事件の背景や、明治維新で長州がのさばったわけもよく分かった。奇兵隊とはそういうものであったのか。
文句なく面白いだけでなく、著者の洞察力も素晴らしい。場面展開にスピードがあり、グイグイ引き込まれる。
池宮の著作に頻出する古風な言い回しが、ここでも健在。
もう一度じっくり読んでみたい。 -
高杉晋作の魅力を語ろうとするとどうしても脚色された逸話が先行してしまうのだが、この小説では、そういった話題は「後から作られたものである」とし、事実に沿って話を進めている。
事実を語ると面白みが半減してしまうのではないかと思ったが、全くそのようなことは感じられず、むしろ色々納得しながら読むことかできた。
無駄なエピソードを入れたりせず「テンポよく書」かれていたので話の流れも頭に入りやすく、高杉晋作の軌跡を改めて整理することができた。 -
ドラマチック!
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【革命児は必非凡】
小説です。
時代小説はおもしろい! -
微妙な読後感。
面白いようで面白くなく、さらりと読めてそれほど印象深くない。
作者の高杉への思い入れの強さはよく分かったが、その傾斜が上手く話の面白さにつながっておらず、平板な印象。
いわゆる歴史ものとして気楽に読めばよろしいのでは? -
すごい読みやすい。そして面白い。
維新に活躍した有名な志士とは一線を画してる。 -
昨日に引き続き高杉晋作。
『人間は、艱難は共にできるが、富貴は共にできない』